re:Invent 2022 を個人的に振り返ってみた #reinvent
はじめに
こんにちは、大晦日にこのブログを書いています Classmethod Canada の Funa です。
今回は以下の SHIO さんの記事を参考に、re:Invent 2022 を個人的に振り返っていきたいと思います。
re:Invent 2022 を振り返る
参加するセッションをどうやって決めたか
re:Invent に参加するのが初めてで、セッションが公開されたときにすぐ予約した方がいいということを知らず、何もしないでいたら人気がありそうなセッションは全て埋まっていました。
しかし、セッション一覧を何度も眺めて自分の興味のありそうなセッションをお気に入りに入れ、会場を見ながらスケジュールを組み立てていくとラッキーなことにほとんどの予約が取れたため、そこまで困ることはありませんでした。
セッションは以下の軸をもって選択していきました。
・ 所属しているオペレーションチームに貢献できるような運用関係のセッション
・ 自分の興味のある自然や野生動物/ペット関連のセッション
・ 内容が面白そうな経営やセルフマネジメント系のセッション
実際に参加したセッション
以下に実際に参加したセッションを書いていきます。
Amazon’s culture of innovation
初めてのセッション参加でスタッフさんに道を聞きまくりつつ、会場になんとかたどり着いたら Drop-in の列がすごく長くて入れるかドキドキしていました(大丈夫だった)。内容が経営関係で面白かっただけでなく、登壇者がパワフルなスピーチをする人で聞いていてパワーをもらえました。
Using Amazon SageMaker, AutoGluon, and ASDI to predict air quality
普段 SageMaker には触れないのに「大気汚染が予測できるなんてすごい…」という興味だけでワークショップの参加を決めました。家に帰った後でバンクーバーの大気汚染のシナリオを試したりして納得できるブログになったと思います。
The satellite ear tag that is changing animal management
SHIO さんの記事にも書いてあるのですが、セッション中に動画を流された際にスマートイヤータグの開封式の部分が長くて、肝心のスマートイヤータグの動物への取り付けシーンに辿り着かなかったのがすごく面白かったです…。また、セッション動画が公開されなかったため、ブログを書くのが難しかったです。
Conserving wildlife with serverless, ML, and citizen science
ブログのおわりにの部分でも書いたのですが、開発者セッションであったため、機械学習などについての細かい開発内容がたくさん出てきて内容を追うのが非常に厳しかったです。IT エンジニアとして野生動物保護に関われるというのは自分にはない視点で知れて良かったと思います。自分も将来関わってみたい…!
Nestlé Purina’s modernization of Petfinder
北米ではペットの里親探しのウェブサイトといえば Petfinder といったところがあり、過去にウェブサイトを眺めていたことがありましたが、AWS のサービスや技術を使ってペットと希望者のマッチングがより正確に行われるように変革しているということは知りませんでした。登壇者に質問もできて自分的に満足できたチョークトークだったと思います。
Advanced multi-AZ resilience patterns: Mitigating gray failures
私が re:Invent について書いたブログで一番の大長編だと思います。グレーな障害に対する検知と対応という内容は実業務でも役立ちそうだなぁと思いながら聞いていました。自分があまり使ったことない CloudWatch のサービスについても触れられて良かったです!
Protect gamer experiences with AI content moderation
ゲームを趣味としてる者としては一つくらいゲーム関連のセッションに参加しなきゃと思い、このチョークトークを選んでみました。日本の Classmethod でゲームソリューション部に所属している方が私のクラメソジャケットに気づいて話しかけてくださって嬉しかったです。
Automating threat detection & incident response in your AWS environments
このワークショップはオペレーションチームの者としては馴染みのある内容であったため、復習的な感じで聞いて手を動かしていました。夜に開催されたため、周りの人がどんどん去っていって気づけば一人になっていました(笑)
Boost productivity and avoid becoming overwhelmed
今回の re:Invent で一番とって良かったなと思ったワークショップです。自分のライフバランスを見直すキッカケになりました。この内容を本にして出してほしいなと思うくらいに聞き返したい内容でした。
How to be an operational hero: Complete operations management on AWS
「運用のヒーローになるには」というタイトルを見てから、一番「ブログにしたいな〜!」と意気込んで参加を決めた運用系のチョークトークだったのに、録音に失敗したためブログ化できませんでした…。残念。
参加したアクティビティなど
AWS Expo で散策
Snyk のブースで UFO キャッチャーに挑戦してぬいぐるみをゲットしたり、色々なブースをまわって SWAG 集めに勤しむなどしました。とあるブースで生の AWS Snowball Edge を初めて見ることができて心の中で興奮しました(笑)
シルク・ドゥ・ソレイユの KÀ を鑑賞
シルク・ドゥ・ソレイユの公演を初めて観ました。会場に到着したのは公演開始時間前だったのになぜか舞台が既に始まっていてかなり驚きました。世界観の把握が難しかったのですが、すごく計算された演出で何度もおおっと思わされました。
Bingo Night に参加
AWS 主催のビンゴ大会に参加しました。結果は惨敗で景品はなにもゲットできなかったのですが、同じテーブルの人たちがみんな良い人たちで和みました。
日本の Classmethod の方々との食事会に参加
SHIO さんに同行して Developers.io でいつも見てる方々と夕飯をご一緒して技術関連の熱い会話を聞いたり、世間話をしたりできて楽しかったです。ご飯のポーションがこれぞアメリカ!という感じでめちゃくちゃ多かったのが印象的でした。
AREA 15 に突撃
久々のアミューズメントパークで写真をバシバシと撮って楽しかったのですが、ブログ化に大苦戦しました。技術関係じゃないブログは意外と書くのが難しいと学ぶことができました。
ベラージオの植物園とベネチアンのゴンドラを見物
ここは見たいな!と思っていた観光スポットの二つに行けてよかったです。ベラージオの植物園では同じオペレーションチームの方にも偶然会えてラッキーでした。
番外編
ラスベガスで色々動き回ったことでバンクーバーとの違いを色々感じたので二つの都市を比較するブログも出しました。こちらもよかったらご一読ください。
次回参加するならしたいこと
- もっと参加者とコミュニケーションを取りたい
会場間の移動やセッションの内容をまとめること、ブログを書くことに夢中になって、あまり他の参加者とのコミュニケーションが取れなかったかなぁと思っています。せっかくの機会なので友達作ろうくらいの気持ちで次回 re:Invent に行く機会があれば乗り込んでいきたいです。
- 新しいサービスのセッションやワークショップに参加したい
このブログを書いていて思ったのですが、今回の re:Invent で参加したセッションやワークショップはどれも既存のサービスに関するものでした。他の参加者が書いた新サービスについてのブログは読んでいてためになることが多かったので、自分も運用系の新しいサービスのセッションやワークショップに一つくらいは参加すればよかったなと思いました。
- 持ち運び可能な湯沸かしポットを持っていきたい
日本に一時帰国する際に持ち運び可能な湯沸かしポットを買ったのですが、泊まった Airbnb には湯沸かしポットがあり使わず、カナダメンバーでの合宿でホテルに宿泊した際もコーヒーメーカーが部屋にあったので使わずだったので、今回は家に置いておいてきたら、ラスベガスのホテルには湯沸かし器が基本ないらしく、スターバックスに依存した日々を送りました(※コーヒーもフラペチーノもクレジットカード払いで 10 カナダドル(約 1000 円)くらいした)。次回は絶対持っていきたいですね。。
- キャンプ用のスプーン兼フォークを持っていきたい
バンクーバーからラスベガスは飛行機で 2 時間半程度のフライトなので食事の提供がなかったこと、フライトが大幅に遅れたことで初日の夕飯を深夜のドラッグストアで買ってさあ食べようというときにスプーンとフォークがなくて非常に困りました。キャンプ用のスプーン兼フォークは軽くて洗えば何度も使えるので次は持参しようと思いました。
- 録音用のデバイスを持っていきたい
私物の iPhone でセッションの写真をバシバシと撮りつつ、録音も行っていたのですが、iPhone の電池の減りが早かった(2019年の XR だからというのもある)だけでなく、なぜか急に録音をやめてしまうハプニングがあったため、iPad か他のデバイスを念の為持ってくるべきだったなと個人的に反省しました。
おわりに
re:Invent 2022 では日常から離れてお祭り気分で自分の好きそうなセッションを受けてみたり、ラスベガスならではのアクティビティを楽しんだり、バンクーバーでは食べれないような食事(特に鼎泰豊!)をできたりで充実した一週間を過ごすことができました。
また、re:Invent 中は業務では使わない AWS のサービスについて学んだり、普段出会わないような AWS の人たちに直接質問できたりと勉強になりました。家に帰ってからもブログを書くためにサービス等の詳細について調べたり、ワークショップの内容を一からやり直したりしたので得るものが多かったです。
以上、re:Invent 2022 の個人的まとめでした。