レポート COP381-NEW [NEW LAUNCH] What's new with Amazon CloudWatch

レポート COP381-NEW [NEW LAUNCH] What's new with Amazon CloudWatch

Clock Icon2024.12.07

こんにちは、コカコーラ大好きカジです。
今回は「COP381-NEW What's new with Amazon CloudWatch」のレポートをお送りします。

登壇者

Mike Meaney(Sr Principal SDE, AWS)
Abhi Khanna(Product Manager, Amazon Inc)

感想

Cloudwatch関連の新機能について、体系的に学び、キャッチアップがしやすかったです。
特に印象的だったのは、Unified NavigationとAmazon Q AI-powered investigationsです。これらの機能により、複雑化するクラウド環境での問題調査が大幅に効率化されそうな気がしています。

セッション概要

本セッションでは、AWSの監視サービスであるAmazon CloudWatchの新機能について、紹介がありました。そのあとデモが色々行われていました。

主な新機能は以下の5つです:

  1. CloudWatch Database Insights - Auroraデータベース向けの統合監視ビュー
  2. CloudWatch Unified Navigation - リソース間の関連性を可視化する新UIナビゲーション
  3. OpenSearchとCloudWatch Logsの統合 - ログ分析の強化
  4. Span Analytics - 分散トレーシングの詳細分析
  5. Amazon Q AI-powered investigations - AI支援による運用調査

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セッション内容

運用における課題

運用において、問題の検知(Detection)、調査(Investigation)、修復(Remediation)の3フェーズがありますが、特に調査フェーズに時間がかかることが多いという課題があります。

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新機能の詳細

CloudWatch Database Insights

  • Auroraデータベース向けの統合監視ビュー
  • SQLメトリクスとアプリケーションの関連付け
  • エージェントレスで即座に利用可能
  • プリビルトダッシュボード提供

[アップデート] Amazon Aurora のモニタリング機能に「CloudWatch Database Insights」が登場しました | DevelopersIO

CloudWatch Unified Navigation

  • リソース間の関連性を視覚的に表示
  • コンパスアイコンからシームレスなナビゲーション
  • 自動的な関連リソースの発見
  • デフォルトで有効

[アップデート] Amazon CloudWatchが関連するテレメトリやリソース関係を可視化できるようになりました | DevelopersIO

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OpenSearchとCloudWatch Logsの統合

  • CloudWatchログに対する高度なクエリ機能
  • パイプ処理言語やSQL機能の利用
  • データの重複なしでOpenSearchとの統合分析

[アップデート] Amazon CloudWatch Logs と Amazon OpenSearch Service 間で Zero-ETL 統合が提供されて Direct Query を実行できるようになりました #AWSreInvent | DevelopersIO

Span Analytics

  • 構造化ログとしてのスパン取り込み
  • サンプリング不要の完全な可視性
  • インタラクティブな視覚エディタ
  • 異常検知やパターン認識機能

X-RayのトレースデータをCloudWatchのTransaction Searchに連携して分析してみた | DevelopersIO

Amazon Q AI-powered investigations

  • AI支援による運用調査
  • アラームからの自動調査開始
  • チケットシステムやチャットとの統合
  • プロアクティブな提案と観察

Investigate and remediate operational issues with Amazon Q Developer (in preview) | AWS News Blog

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まとめ

CloudWatchの新機能群により、以下の改善が期待できます

  1. モニタリングカバレッジの向上
  2. リソース間の相関関係の把握が容易に
  3. 統合的なログ分析の実現
  4. 分散トレーシングの詳細な分析
  5. AI支援による調査時間の短縮

特に印象的だったのは、Unified NavigationとAmazon Q Developer Ops Assistantでした。
これらの機能により、複雑なクラウド環境での都ラブルシューティングが大幅に効率化されそうな気がしています。
特にUnified Navigationは日常的なオペレーションで即座に効果を発揮しそうです。
また、Amazon Q AI-powered investigationsは、障害発生時の心強い味方になりそうな気がしており、日本語化されると大幅な効率化が可能となり、もっと良いと思ってます。

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