[レポート]新卒社員がAWS認定トレーニングを受けた感想

2021.05.21

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

自分は新卒で入社し、現在は研修中です。 研修の一環としてクラスメソッドが開いているAWSのトレーニングに参加しました。 AWSから公式に認定されたトレーナーの平野さんが今回は講師を勤めてくださいました。 今回のトレーニングは3日間(毎日7時間)に渡って行われるものでした。

AWSトレーニングとは

AWSについて学ぶには様々な方法がありますが、今回はクラスルームトレーニングという形式の物を受けました。ここでは、講義形式でAWSに認定された講師の方がAWSから提供されたカリキュラムに則って教えてくれます。目的別にいくつかのコースが用意されており、今回受けたのはArchitecting on AWSというSAAを取得したい人向けのクラスになります。他にも様々なコースが用意されているので興味があればこちらから探すことができます。 クラスメソッドが提供しているものについてはこちらから見れます。

AWS-Traning-Arch

基本的な流れ

トレーニングの流れは基本的には、講義→ハンズオンの繰り返しです。講義で出てきた技術を使って、実際にAWS上にシステムを構築します。大体講義1〜2時間、ハンズオン1時間くらいのローテーションです。

今回の講義はすべてZoom上で行われ、講義の時間中やそれ以外の時間でもSlackを用いて質問をすることもできます。ハンズオンはQwiklabsというもので行われ、ここではハンズオンの課題とそれの手順が丁寧に説明されています。また、Qwiklabsは課題ごとにAWSのアカウントを発行してくれるため、自分でアカウントを用意する必要はありません。また、AWSへの支払いのことを考える必要もありません。

クラスメソッドの場合、このコースではグループディスカッションが設けられています。内容はオリジナルのもので、AWSを用いたシステムのアーキテクチャを参加者と議論し、講師の方からフィードバックをもらえます。

AWS認定トレーニングはどんな人におすすめか

  • AWS勉強したいけど、どこからを手つけていいか分からない人
  • 自分で勉強したけど正しく理解できてるか不安な人
  • 手を動かしながら勉強したい人

AWSは公式だけでもドキュメントやオンデマンド形式のオンライントレーニングなど様々な方法で勉強できます。 選択肢が多すぎてどれから手をつけていいのかわからない人でも、要点を抑えることができると思います。 また、講師の人に聞けばおすすめの資料を教えてくれるかもしれません。

自分で勉強していて、この理解であっているのか不安になる時はないでしょうか? 講師の人に質問すればその確認にもなりますし、より理解を深めることができると思います。

今回のコースでは6個のハンズオンが用意されていました。 実際に手を動かしたくても良い題材が思いつかない時はおすすめです。 AWSから提供された課題があります。 また、ある程度の要素(アプリケーションサーバーなど)は用意されているため、勉強したい箇所に集中できます。

おすすめできない人

これは個人的な感想ですが、こんな人には合ってないんじゃないかなと思う箇所をまとめました

  • 自分のペースで勉強したい人
  • 体力のない人
  • 勉強にコストをかけたくない人

講義形式のため自分がもう少し詳しく知りたいと思ったところで立ち止まることは基本的にできません。 そういった場合はメモしておいて後で自分で調べるか、講師の人に聞いてみる必要があるでしょう。 クラスメソッドの場合は参加者用のSlackで講義期間中はいつでも質問することができます。

これはArchitecting on AWSに限った話かもしれませんが、今回は3日間、毎日7時間というコースでした。 内容も濃かったため、個人的にはすごく疲れました。でも、得るものは多かったと思います。

AWS認定トレーニングは有料です。 今回受けたコースは231,000円のものでした。(執筆時現在) 他のコースの料金も案内ページにあるので見てみてください。 Classmethod以外が提供してるArchitecting on AWSコースはこちらから見れます。

クラスメソッドのAWS認定トレーニングを受けるメリット

  • 講師がどんな技術を知っているか予め知ることができる
  • グループディスカッション

クラスメソッドでは現在2名の講師の方がいます。 お二人ともブログを書いているので、見てみてください。(平野さん臼田さん) ブログを通して講師のことを予め知れるのはメリットだと思います。

クラスメソッドの場合はオリジナルのシナリオを用いたグループディスカッションがコースによっては設けられています。 実際の案件に近いようなアーキテクチャを設計する練習になると思います。 また、講師の方からそのフィードバックをもらえるのは大きいです。

3日間でやったこと

このコースで出てきた技術を軽く書いておきます。 前半がオンプレで使っていた技術、後半がAWSならではの技術という印象を受けました。

1日目

  • AWSの概要
  • Well Archetected Frameworkについて
  • S3
  • EC2
  • RDB
  • ハンズオン2回

2日目

  • VPC
  • IAM
  • モニタリング
  • スケーリング
  • ハンズオン2回
  • グループディスカッション1回

3日目

  • Cloud Front
  • キャッシュ
  • SQS、SNS
  • ECS、Lambda
  • 災害対策
  • よりよいアーキテクチャを設計するためのヒント
  • ハンズオン2回
  • グループディスカッション1回

感想

覚えることが多くて大変でしたが、逆に言えば身につくものは多かったです。 今までぼやっとしていたAWSの各サービスの要点が掴めた気がします。 この三日間で学んだことを忘れないうちに何かしらの形でアウトプットとおもいます。