社内イベント『 DevelopersIO ブログ勉強会2023 #4 』を開催しました。(AWS re:Invent攻略回)
2023年11月07日(火)、DevelopersIO著者(=クラスメソッドグループの社員の皆さん)を対象にした社内イベント『DevelopersIO ブログ勉強会2023 #4』を開催しました。
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当エントリでは、開催したイベントのセッション内容について概要レポートをお届けします。
目次
イベントの趣旨・経緯・背景など
社内イベントとして展開している『DevelopersIO ブログ勉強会 2023』。趣旨や経緯、背景などに関しては下記エントリを御参照ください。
イベントレポート
シリーズ第4回となる今回は『AWS re:Invent攻略回』。過去これまでにAWS re:Inventに参加してきた"歴戦のメンバー達"が経験してきたノウハウや知見を改めて共有することで、今月(2023年11月)の末から始まる『AWS re:Invent 2023』におけるブログ執筆の質量の底上げを図っていこう!と計画されたものです。
DevelopersIO with AWS re:Invent by 鵜飼亮次
登壇者1人目は鵜飼さん。当イベント第1回でも御登壇頂きましたが、この第4回企画を発案・主導された事もあり、今回2回目のイベント登壇となりました。鵜飼さんからは主にクラスメソッドにおけるAWS re:Inventの位置付け、AWS re:Inventにおいて過去これまでにどのようにクラスメソッドが関わってきたのか、また社外からどのように見られているのかといった大枠・概要的な部分に焦点を当てて解説が行われました。
- AWS re:Inventとは:説明不要、AWS世界最大のカンファレンスイベント
- クラスメソッドのAWS re:Inventの取り組み:当社が最も注目を集める期間と言っても過言では無い
- 投稿本数は500本以上を記録
- 例年のサイト訪問者数もこのイベント開催期間がピークに達する
- AWSJもブログに期待している(との事らしい)
- 日本語レポートを量産
- 現地でも認知される集団
- パートナー活動や各種発表も活発
- AWS re:Inventに向けては、インプットから営業活動まで幅広く、網羅的に活動している
- 各種アウトプット
- イベント
- ビジネス
- その他
- AWS re:Invent 2023のアウトプット
- DevelopersIOブログのイベント専用素材
- ブログ執筆ガイドラインの提供(Notion)
- イベントにおける各種ブログレポート
- まとめサイトの展開
- 日本からの各種サポート
- 動画出演依頼
アップデートブログを書こう! by 丸毛篤史
登壇者2人目はAWS事業本部より丸毛さん。AWSをメインに上質のブログエントリを量産しており、『AWSアップデート職人』と呼ばれるほどAWS新着情報のキャッチアップをいち早く行い、ブログとしてアウトプットする一連の流れを文字通り『職人技』のように繰り広げておられました。AWS re:Inventにおいてもその手腕は確かなものがあり、今回はその"アップデート職人"の視点からAWS re:Inventにどう向き合って行くのが良いのか
- AWS re:Inventで発表されるアップデートを書くためにやっていたこと
- 11月は毎年恒例「予選落ちアップデート」の季節。俺たちの戦いはもう既に始まっている
- 日々のアップデートを書くためにやっていたこと
- 日々の早起き:激アツアップデートを最速で書きたければ早起きするしかない
- 最速で情報をキャッチアップする
- AWS公式アナウンス、ブログ
- AWSドキュメントの更新情報
- APIの最新情報
- 意識していたポイント
- 「そのサービスを使うことにより何が嬉しいのか」について伝える
- アップデート前の課題やニーズを押さえておく
- ユースケース、使い所を考える
- 3行まとめを冒頭に書く
- 内容のポイントを簡潔にまとめる。これをやっておくことで読者が「読んでみたけど、期待したアップデートじゃなかった...(ガッカリ)」という展開を減らせる
- 触ったことが無いサービスでも試しに書いてみる
- このアクションを行うことで、アップデート切っ掛けで未知のサービスに触ることが出来、自分のスキルの幅も広がる
- 「速報系」の場合
- "発表されました!"だけの速報エントリにしない
- アナウンスされたサービス名をもとに、ブログや製品ページを探す(URL的に類推するという手法も)
- 含めたい内容としては以下のものがあると望ましい
- 概要
- ユースケース
- 価格
- FAQ
- サービスの展開状況(GAかプレビューか)
- 『(サービス名)が発表されました!』的な、サービス名しか伝わらないタイトルにしない。機能を表す説明文を一言添えて表現してみる。
- よくわからないサービスでもチャレンジして書いてみよう
- こういうのは得てして(ブログネタとしても)書かれず残りがち
- よくわからない、理解出来ない...だからこそDevelopersIOとしてもそのテーマは期待されているのでは?
AWS re:Inventに臨む際の心得 by 佐々木大輔
3人目の登壇者はアライアンス事業部より佐々木大輔さん。『最近入った人からすると、僕がブログを書くイメージが全く無いと思うんですけれども』と本人が言うように、AWS事業本部の前身であるAWSコンサルティング部の部長を経てAWS事業本部の本部長になる辺りまでは毎月のようにブログを書きまくっていた人でした。そんな中でもAWS re:Inventに参加した際には(書きまくっていた当時を彷彿とさせる)アウトプットを行っている...というのが近年の佐々木さんのDevIOブログ活動歴だったりします。
また、佐々木さんに関しては2015年〜2016年参加の『AWS re:Invent基調講演レポートをリアルタイムで仕上げる』という振る舞いが当時一緒に参加していたメンバーの度肝を抜く、とても印象的な活動でありました。
当時のレポートがこちら。この内容を、基調講演セッション終了と同時にほぼ書き終えている、という感じでした。
その"活動"を振り返ったインタビュー記事がこちら。
(※『#4. 基調講演リアルタイムレポートの"裏側"』にて言及)
このセッションはそんな佐々木さんがイベントに臨む際に気を付けていたこと、やっていたことなどを『心得』として言及された内容となりました。
- ブログを書く心得
- 現地で出来ることを優先
- 現地に行ってるからこそ、現地で出来ること、現地でしか出来ないことに優位性を出す。
- 会場の雰囲気が伝わるイベントはレポートを書く
- 現地に行かないと書けない記事になるので、積極的に拾ってブログにしていくべき。
- 逆に、現地に行かなくても書けるようなもの(後で動画が出ることが多いブレイクアウトセッション等)を現地で書くのは、現地イベント参加者としては『勿体ない』。
- セッションレポートは現地の雰囲気が分かる写真を入れると良い
- セッションの部屋全体の写真などを入れると、現地で参加しました感が出る。
- ただの旅日記は自分のブログに書く
- DevelopersIOはあくまでも技術ブログというスタンスを忘れずに。
- 現地参加者のタメになる内容であれば無くはない。
- 新サービスや新機能のリリースブログは速度優先
- 細かい検証ブログは日本のメンバーに任せる
- 動画や資料を見て書けるセッションレポートは日本のメンバーに任せる
- 自重はダークサイド
- 『このネタ誰かが書くかも...』といった無駄な自重は不要。そんな自重をする暇があったらとにかく書く。全部俺が書く!くらいの気概で臨む。
- 通信環境を考慮して下書きはローカルで進めておく
- 現地環境の通信環境をあてにし過ぎないこと。
- 事前にテンプレートを準備しておく
- セッション内容本編"以外"の部分で予め用意出来る部分は意外と多い。
- 記事の量産のために、自分用のテンプレートを準備しておくと、いざというときにすぐ書ける。
- 新機能/新サービスリリース系、セッションレポート系、イベント/小ネタ系、の3種類くらいあると便利。
- 現地で出来ることを優先
- 生活の心得
- 電源は認定者ラウンジor廊下で充分に確保
- 現地ではバッテリーが切れるとマジで何も出来なくなるので気をつけよう。
- 睡眠時間をしっかりと確保しておく
- 睡眠時間の不足はパフォーマンスにも直結。
- 海外慣れしていない人は時差ボケにもなりやすい。体調を過信しないこと。
- 栄養をきちんと摂取しておく
- 栄養はパフォーマンスに直結する。
- 酒を飲みすぎない
- パフォーマンスと安全面の両面から、程々に楽しむべし。
- 辛かったら無理せず部屋に戻って休むこと
- 現地は行動範囲が広く、かなり歩く。
- パフォーマンスが落ちた状態で頑張ってもアウトプットのパフォーマンスは上がらない。
- 休むところはしっかりと休んで体力を回復させる。
- 安全対策はしっかりと行う
- 会場内は安全だが、会場外は普通に海外の街、油断は禁物。
- 電源は認定者ラウンジor廊下で充分に確保
まとめ
という訳で、社内イベント『DevelopersIO ブログ勉強会2023 #4』開催の概要レポートでした。
現地参加、とりわけ複数の現地参加を経験してきたメンバーならではの知見やノウハウが多く得られるとても有意義な内容となりました。とりわけ佐々木さんの『生活の心得』の部分、ブログを書く技術以外の『海外に出張し、現地でブログ執筆活動を行う上での"生活面で気を付けておくこと"』に言及されていたのはありがたいところでした。この辺『元気で体力がなければ何も出来ない』ので、十分過ぎる程気をつけて、現地参戦期間を存分に楽しみつつアウトプット活動にも勤しんで頂きたいなと思った次第です。
当イベントは引き続き開催を予定しています。開催後には改めてレポートをお届けしたいと思います。