【レポート】『データ処理時間を大幅削減!空間分析事例セミナー 〜ゼンリンマーケティングソリューションズ様のAlteryx活用ご紹介〜』を開催しました

2020.09.16

2020年9月11日、株式会社ゼンリンマーケティングソリューションズ(以下、ZMS)様にご登壇いただき、Alteryxを使った空間分析事例についてのウェビナーを開催しました。

独自の地図データベースを活用したマーケティングツールの開発を行うZMS様ならではの事例をご紹介いただき、個人的にも非常に興味深いウェビナーでした。本エントリではウェビナーのレポートをお届けします。

アジェンダ

Alteryx導入事例のご紹介

登壇者:株式会社ゼンリンマーケティングソリューションズ クリエイティブ本部 デジタルソリューション部 データソリューション課 長尾諭

  • 位置情報活用の視点

  • 「地図屋から見た」Alteryx

  • Alteryx → Tableauでデータを素早く可視化

  • ZMS(株式会社ゼンリンマーケティングソリューションズ)のTableau関連サービス

Alteryx導入事例のご紹介(株式会社ゼンリンマーケティングソリューションズ長尾様)

株式会社ゼンリンマーケティングソリューションズは2020年4月に発足した会社であり、エリアマーケティングなどを主要な業務とされております。(たとえば、販促をする際に誰にどんな媒体で届けるのか一気通貫でサポートしていただけるとのこと)

長尾様はAlteryxユーザーであるとともにTableau流通・小売・消費財業界ユーザー会幹事であり、Tableauユーザー会著「Tableauデータ分析~実践から活用まで~」にコラムを寄稿されています。

位置情報活用の視点

セルフBIサービスであるTableauは地図との親和性が高く、位置情報の可視化はGISからBIに変わっていきます。

従来は自社データもしくは外部データどちらかのみを可視化することが多い中、ZMS様では自社データと外部データ(統計データ、市場データ)を接続し、店舗の近くにどれくらい顧客シェアがあるのかといった分析を行ってこられました。ただし、こういった分析は従来ではGIS(地理情報システム)の利用が必須でした。

「地図屋から見た」Alteryx

ノンコーディングでデータ整形・分析を行えるAlteryxには、現在8種類のGISファイルの入出力に標準で対応しているという強みがあります。

入出力に対応しているだけでなく、出店の候補地選定などのエリアマーケティングで使う空間演算機能がAlteryxではツールとして提供されています。これらの機能もプログラミングやGISを使わずAlteryxだけで処理可能となります。

Alteryxでは処理の単位であるワークフローを自動で実行させることも可能となります。従来ではデータ整形、位置情報処理は手作業で実施されておりましたが、Alteryxを導入後に自動化できるようになり、データ集計作業後期が6分の1に短縮できました。

この事例はクラスメソッドの事例ページで公開されております。

Alteryx → Tableauでデータを素早く可視化

実際のAlteryxやTableauの画面とともに地理空間データの整形、可視化をデモンストレーションしていただきました。

前提

前任者から引き継いだばかりで土地勘のない架空のリカーショップの千葉県市川市の営業担当者が、「店舗POSデータは容量が大きすぎてExcelで分析できない」「売上向上に貢献できるような提案をしたい」という課題を持っている…というストーリーから始まります。

担当者はAlteryxとTableauで以下を実現していきます。(※デモンストレーションに含まれる情報は実在する会社とは関連しません)

  • ストロング系飲料が30~40代女性に反応しているかを確かめる
  • 上記を踏まえ、自社シェアの低い店舗の売り上げ状況を確認する
  • ライバルT社のシェアを奪うための対策を検討する

分析に使用するデータは自社保有データ、商圏データの2種類です。

自社保有データの整形

まずはPOSデータに商品マスタ上の商品名を結合させます。デモンストレーションでは3.2秒というかなり早い時間で実行が終了していました。

商圏データの整形

次に、100m四方にどれくらいの人が住んでいるかのデータを持つ100mメッシュ推計を用いて商圏分析を行います。一般的なエリアマーケティングでは500mメッシュを使用するケースが多いですが、ZMS様が保有するより高精細な100mメッシュのデータを使用します。

こうしたメッシュ推計を行う場合、以下の例のように県境のメッシュが重なってしまい、カウントも重複してしまうケースがあります。

Alteryxの場合、重複もノンコーディングで解消可能です。ユニークツールでメッシュコード単位での重複削除を実施するだけです。

面積按分

次に、商圏と統計データが重なっている割合で算出し、統計値を推計する面積按分を行います。

Alteryxで実現するには商圏分析ツール、空間マッチツール、空間情報ツールを使用します。

Tableauで可視化

ストロング系飲料が30~40代女性に反応しているかを確かめる

Alteryxで整形したデータをTableauにインポートして可視化します。まずはターゲット人口で売り上げの相関分析です。30代~40代女性人口と売上には正の相関があると判断できます。各スーパーごとの売上バブルチャートから担当店舗の売上も確認可能です。

自社シェアの低い店舗の売り上げ状況を確認するライバルT社のシェアを奪うための対策を検討する

自身が担当する千葉県市川市内でも売上の高い店舗に注目し、売れている商品とその傾向を分析します。ダッシュボードを見ると、担当の2店舗ともライバルT社のシェアが大きいことが見て取れます。また、売れ筋商品を比較すると、ライバル社に比べて自社の売れ筋商品はアルコール度数が低いことがわかりました。結論として、営業担当者は今後ストロング系飲料をこの2店舗に提案することになりました。

ZMSのTableau関連サービス

最後に、高精度地図を保有するZMS様ならではのTableau関連サービスのご紹介がありました。大きく分けて2つのサービスを提供されています。

Tableauマップソリューション

地図データ配信、ジオコーディング、統計データ配信といった、地図分析に必要な機能やデータをワンストップで提供するサービスです。

Tableauアウトソーシング分析サービス

地図を組み込んで市場データと組み合わせて分析したいという要望に応え、ダッシュボードを作成するサービスです。

ダッシュボード構築例はこちら。

まとめ

Alteryxであれば誰でも位置情報を手軽に分析することができ、自動化で工数削減、属人化の軽減ができます。

最後に

Alteryxでの空間分析事例についてのレポートでした。実際の画面を見ながら事例に沿ったワークフロー作成や可視化についてご紹介いただき、弊社ブログでは空間分析関連ツールを面白方面で使うことが多いこともあって、個人的にも興味深いウェビナーでした!

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