[Salesforce CTI Adapter]Amazon ConnectとSalesforceでSSOしている時のユーザー追加作業についてまとめてみた

主にSalesforce側の設定の話です
2024.04.15

こんにちは、洲崎です。
Salesforce CTI AdapterでAmazon ConnectとSalesforceをSSO(シングルサインオン)している際のユーザー追加作業についてまとめました。

Amazon ConnectとSalesforceのSSO

Amazon ConnectとSalesforceは連係するための専用アダプター(Amazon Connect CTI Adapter)がある為、ノーコードで連係することができます。
CTI Adapterを利用すると、Salesforce上にAmazon Connectの電話パネル(CCP)を埋め込む形で利用できます。
SSO(シングルサインオン)の設定を有効にすると、Salesforceにログインした認証情報を元に、Amazon ConnectのCCP(電話パネル)や管理コンソール画面に簡単にアクセスできます。
SSOしている場合、Amazon Connectを利用するユーザーを追加する際に、Amazon ConnectとSalesforce側でそれぞれ設定が必要ですので、その設定内容を本記事でまとめます。

前提

あらかじめAmazon ConnectとSalesforceをCTI Adapterで連係し、SSO設定も完了しているものとします。
設定については、以下の記事を参照してください。

CTI Adapterの設定

Amazon ConnectとSalesforceのSSO連係

CTI Adapterのバージョンは5.21.1で検証しています。

Amazon Connect側の設定

Amazon Connect側の設定はシンプルです。
ログインの情報を、Salesforceで利用しているメールアドレスで設定します。

あとは、名前やセキュリティプロファイル、ルーティングプロファイルを設定すればOKです。

Salesforce側の設定

こちらは、以下の手順が必要です。

  • ユーザーをコールセンターユーザーに追加
  • オプション:プロファイルを接続アプリケーションに追加
  • 管理者のみ:CTI Adapterの管理権限を付与

ユーザーをコールセンターユーザーに追加

コールセンター機能を利用するため、コールセンター設定にユーザーを追加します。
対象はAmazon Connect CCPを利用する全てのユーザーです。

Salesforceにログインし、「設定」を開きます。
検索欄に「コールセンター」と入力し、「コールセンター」をクリックし、「次へ」をクリックします。

「AC Lightning Adapter」をクリックします。

「コールセンターユーザーの管理」をクリックします。

「ユーザーの追加」をクリックします。

Salesforceにあるユーザーが多い場合は、検索結果を絞り込み、もし少ない場合はそのままで「検索」をクリックします。

追加したいユーザーにチェックを入れて、「コールセンターに追加」をクリックします。

オプション:プロファイルを接続アプリケーションに追加

シングルサインオンするSalesforceユーザーが使用するプロファイルを追加する場合に設定します。
(初期構築などですでに設定済みのプロファイルを利用する場合はスキップしてください)

Salesforceの設定で「接続」と入力し、「接続アプリケーションを管理する」をクリックします。
SSO設定の際に作成した「接続アプリケーション」(下の画像の場合、AmazonConnectSAML)をクリックします。

真ん中より下の方にある「プロファイルを管理する」をクリックします。

追加するプロファイルにチェックを入れて、「保存」をクリックします。

管理者のみ:CTI Adapterの管理権限を付与

追加するユーザーにCTI Adapter設定の管理者権限を付与する場合、設定します。
「権限」と検索し、「権限セット」をクリックします。
「AC_Administrator」をクリックします。

「割り当ての管理」をクリックします。

「割り当てを追加」をクリックします。

権限を付与するユーザーにチェックをいれて、「次へ」をクリックします。

(必要に応じて)割り当てる権限の有効期限を設定することも可能です。
「割り当て」をクリックします。

最後に

Salesforce CTI AdapterでAmazon ConnectとSalesforceをSSO(シングルサインオン)している際のユーザー追加作業についてまとめてみました。
SalesforceとAmazon Connectでこれから運用される方向けに、参考になれば幸いです。

ではまた!コンサルティング部の洲崎でした。

参考