Gemini + Gmail で外部サービスのメールから有益な情報を発見し、 NotebookLM で学習リソースとして活用する
こんにちは。組織開発室に所属し、組織開発を担当しているてぃーびーです。
外部の勉強会、カンファレンスなどに参加したり、外部サービスを利用した影響で、各サービスや運営元からのメールが届くことがあるでしょう。その中には特に関心のない宣伝メールもあれば、参考になるイベントや情報提供も混ざっています。
この記事では、 Gemini + Gmail で外部サービスからのメールのうち、参考になる情報を見つけ、学習リソースとして活用する方法を紹介します。
Gemini + Gmail
Gemini と Gmail を組み合わせて利用する場合、方法は2つあります。
- Gemini アプリ内で
@Gmailでアプリ連携として明示的に指示をする - Gmail のアプリのメニューの中の Gemini メニューから Gemini のチャット欄を開いて指示をする
今回は 1 で実施します。
実行例
しばらく前に人事全体でチームビルディングの一環としてクリフトンストレングスを実施しました。その影響で、 Gallup からのメールが届くようになっています。そこで、クリフトンストレングスの結果をもとに、強みの強化に繋がる情報があるかどうか確認してみました。参考までに2024年7月に実施したときの私の強みの上位5つは以下です。
- 学習欲
- 達成欲
- 着想
- 戦略性
- 最上志向
入力
@Gmail Gallupからのメールのうち、以前実施したクリフトンストレングスの結果を活用するうえでプラスになりそうな情報があれば最大で5件教えてください。
なお、イベント告知・ストレングスコーチに関する宣伝メールについては除外してください。
結果は、メールへのリンク・そのメールを選んだ理由を添えてください
出力
ご指定の条件(イベント告知・ストレングスコーチに関する宣伝メールを除外)に基づき、Gallupからのメールを検索したところ、クリフトンストレングスの結果を活用するうえでプラスになりそうな情報を含むメールが1件見つかりました。
最大5件というご依頼でしたが、要件に合うメールは以下の1件のみでした。
| 件名 | 選択理由 | メールへのリンク |
| :--- | :--- | :--- |
| **クリフトンストレングスへようこそ** | 診断直後に送られたメールで、あなたのトップ5資質(学習欲、達成欲、着想、戦略性、最上志向)が示されています 。さらに、資質を深く理解するための「クリフトンストレングス34レポート」**を読むよう促しており、レポートにはトップ10資質の詳細や潜在的な弱点のナビゲート方法が説明されているため、具体的な活用への第一歩として非常に役立つ情報です 。また、34資質が**4つの領域(戦力的に考える、人間関係を築く、他人へ影響を与える、タスクを執行する)に分かれることの説明も含まれています。 | リンク |
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**補足情報**
その他の検索結果は、主に**ギャラップ認定ストレングスコーチングコースに関するウェビナーの告知**や、**コーチになることの宣伝**に関連するメールであり、ご要望の除外条件に該当するため、除外いたしました
※実際の結果には、メールへの引用リンク等が添えられていますが、記事にするうえで除外しました。
Gemini が提案してくれたメールは、クリフトンストレングスの診断結果をもとに強みに関して掘り下げるための活用方法を案内するメールでした。
せっかくなのでその後のインプットをする
ギャラップのサイトにログインし、強みの分野のうち、着想の項目に関する内容に着目しました。最近はAIを活用する機会も多く、着想の強みをより強化したいし、活用したいという背景からです。最終的に以下の公開情報にたどり着きました。
Ideation: How Creative Thinking and Idea Generation Drive Innovation | Gallup
この記事の内容を NotebookLM で読み込みました。英語の原文でも、日本語で質問し、日本語で回答を得ることができます。
入力
着想について簡潔に説明してください
出力
着想(Ideation)について、提供された資料に基づき簡潔に説明します。
着想は、**戦略的思考の資質**(Strategic Thinking strength)の一つです。
※以下略。この出力は元ページの内容に関わるのでここでは割愛
また、カスタムレポート作成機能を利用して、概要説明資料を作ってもらいました。

カスタムレポート作成機能につては、以下を参照ください。
NotebookLM の新規機能でおすすめレポートとカスタムレポートの作成を試してみた | DevelopersIO
英語の記事の内容に対して日本語版の要約をボタンひとつで作ってくれて助かります。
さらに、理解を確認すべく、学習ガイド機能でテストを作ってもらいました。


テストを実施後、気になる点についてチャットでやりとりしてみましたが、学習リソースで紹介されていた『着想を活かすうえで求めるパートナーに必要な特性』のほとんどが、自分の上位項目に含まれていたため、改めて自分は着想から実現に向けた活動全体に適性のある人だと理解できました。不足があるとしたら、関係者へのプロモーション・巻き込みなどの部分は特別に得意なわけではないので、そこが得意な人と組むと相乗効果がありそうです。






