Snowflake IntelligenceにExcelファイルをアップロードして分析してみた

Snowflake IntelligenceにExcelファイルをアップロードして分析してみた

2025.12.19

さがらです。

Snowflake IntelligenceはCortex AnalystやCortex Search Serviceを介してSnowflake内のデータに対して自然言語で分析が行えるサービスです。

実はそれだけでなく、Snowflake Intelligenceはローカルファイルをアップロードして、ファイルの内容について質問したり、コンテキスト情報として利用することも出来ます。

https://docs.snowflake.com/en/user-guide/snowflake-cortex/snowflake-intelligence-manage#zero-setup-file-upload

XLSXにも対応しているため、実際にSnowflake Intelligenceの画面でExcelファイルをアップロードして、どのように分析ができるかを確認してみました。その内容について本記事でまとめてみます。

注意点

Snowflake Intelligenceの画面でのファイルアップロードは以下の拡張子に対応しており、各ファイルサイズは1つあたり50MBまで、最大5つまで同時にアップロード可能、となっております。(参考:公式Doc

  • CSV
  • JSON
  • PDF
  • PPTX
  • TXT
  • XLSX

事前準備

Snowflake Intelligenceで利用するエージェント

Snowflake Intelligenceで利用するエージェントは下図の通り何のツールも登録していないエージェントを利用します。

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アップロードするExcelファイルについて

今回、以下の3つのシートを持つ伝票.xlsxというファイルを作成しました。

  • シート名:20251219

2025-12-19_16h30_20

  • シート名:20251120

2025-12-19_16h31_01

  • シート名:20251021

2025-12-19_16h31_24

Snowflake IntelligenceでExcelファイルをアップロードして分析してみる

ということで実際にSnowflake IntelligenceでExcelファイルをアップロードして分析してみようと思います!

Snowflake Intelligenceの画面で下図のアイコンを押して、Excelファイルをアップロードします。

2025-12-19_16h33_44

アップロードが完了すると、下図のように表示されます。

2025-12-19_16h34_44

まず雑に、「このExcelファイルはどのようなファイルですか?」と聞いてみます。

下図のように、正しくシートが日付別になっていることも認識した上で、ファイルの内容を説明してくれました。

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次に、経理・税務観点で「税区分(10%/8%軽減)の混在や消費税額の計算に誤りがないかチェックして。伝票ごとに、税抜合計・消費税合計・税込合計が明細と一致しているかも検算して、もし不自然な点があれば具体的に指摘して。」と聞いてみます。

下図のように、適用されていることを適切に判断してくれました。(これはデータがきれいすぎるからうまくいっている面もあるかもしれません。)

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次に、経営・コスト分析観点で「部門別・勘定科目別に集計して、支出の特徴(例:情報システム部の外注費比率が高い等)を要約して。さらに、コスト最適化のアイデア(契約の見直し、相見積、定期購買化、代替品提案など)を“実行優先度(高/中/低)”付きで提案して。」と聞いてみます。

下図のように、明細を分類別にまとめた上で支出の特徴も分析し、最適化する案も出してくれました。

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最後に

Snowflake IntelligenceにExcelファイルをアップロードして分析してみました。

よくある伝票のようなExcelファイルでも、適切に分析を行ってくれました!ファイル数やファイルサイズに制限はありますが、Excelデータを生成AI使って分析できる環境がSnowflake以外にない場合には、Snowflake Intelligenceが役立つと思います!

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