リモートワークで霊圧を高めるスピリチュアルではない3つの方法

2022.04.07

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こんにちわ。従業員体験( EX ) の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
リモートワークではオフィスで働いていた頃は見えていた行動、成果、人の表情などが見えにくくなります。
会社、マネージャーのケアによりそれらの見えにくい部分を拾う努力が必要な反面、それだけでは限界があります。
そのため、各メンバーそれぞれが自分の行動や成果を見えるようにしていく動きを増やし、相互補完できるとより効果的です。
そこで、ソーシャルプレゼンス( social presence )という概念を踏まえつつ、個人がオンラインで存在感 = 霊圧を上げていく方法について整理します。

ソーシャルプレゼンスとは?

ソーシャルプレゼンスとは、コミュニケーションメディアを介したコミュニケーションで実際に存在する人として感じられる程度です。
冗談交じりに「霊圧」と表現されるものが近いと思います。
コミュニケーションメディアという言い回しがややわかりにくいですが、リモートワークだと具体的には Slack / Chatwork / Teams や社内SNS, 情報共有ツール, タスク管理ツールなどコミュニケーションの接点です。
ソーシャルプレゼンスを高めるコミュニケーションとして3つの方法があります。
  1. 情緒応答性を高める
  2. オープンコミュニケーションをする
  3. 社会的結束を高める

1. 情緒応答性 / Emotional availability

情緒的応答とは協力的なやりとりができることです。協力的なやりとりが継続できれば相手から存在を認識されやすくなります。
圧倒的に嫌われてもある意味存在感は出ますが、それはさておき。
情緒的応答のための典型的な手法として以下の3つがあります。
  • 1-A. 絵文字の活用
  • 1-B. ユーモア
  • 1-C. 自己開示

1-A. 絵文字の活用

テキストのみだと感情を伝えにくいため絵文字を活用することで、テキストに感情を乗せることができます。

1-B. ユーモア

ユーモアは好意を伝え、良好な感情的交流を促します。
「と言われたものの、ユーモアって難しいよな?」と思ったそこのあなた、僕と握手。

1-C. 自己開示

お互いを知ることは信頼につながります。それは感情的なつながりを生みます。
例えば、
などは自己開示になるでしょう。

2. オープンコミュニケーション / Open communication

気軽に意見を言い合える間柄を作ることはお互いの信頼を高めます。意見を言い合い、信頼を高めることができれば相手から存在を認識されやすくなります。
オープンコミュニケーションには広さと立場の観点があります。
広さに関しては、情報を狭く限定せず、できるだけ広い範囲で伝えることです。
例えば Slack では基本 public チャネルを使う。情報共有ツールで共有する情報はできるだけ広い範囲で閲覧できるようにするなどです。
立場に関しては役職や社歴など、立場に関わらず対等にやりとりできることです。
と、ここまでまとめて思うのですが、オープンコミュニケーションができる時点で一定の信頼が必要で、鶏卵的な要素がありそうに思いました。また、ここは場に参加する個々人の取り組みだけではなく、場を作るマネージャー・リーダーのサポートが必須に思います。

3. 社会的結束 / Social cohesion

社会的結束は仲間であると感じられる程度です。内輪感と捉えることができそうです。内輪感の内輪にいることができれば存在を認識されやすくなります。
例えば、
  • 名前を呼ぶ
  • 「わたしたち」と発言する
  • チームのビジョンを全員で作り、維持する
  • チームに自分たちで考えた名前をつける
などです。
なお、内輪感は新参者にとっては逆に障壁にもなるため、そこを乗り越えやすくする工夫とワンセットになるでしょう。
ここも場に参加する個々人の取り組みだけではなく、場を作るマネージャー・リーダーのサポートが必須に思います。

なぜ霊圧を高めるか?

そもそもなぜ霊圧=存在感を高めるかというと、存在感があるのと無いのとでは以下のような要素で違いがでるためです。

  • 思い出してもらいやすさ
    • ピンチにケアしてもらえる可能性があがる
    • 新たな機会を得る可能性があがる
  • プロセス、成果を見てもらいやすくなる
    • 評価につながりやすくなる
  • コミュニケーションが円滑になる
    • 仕事においてコミュニケーションはかかせない要素であり、関係が良好なほど複数の人が関わる物事を円滑に進めやすい

まとめ

ソーシャルプレゼンスとそれを高める方法についてまとめました。
ソーシャルプレゼンスを高めるような動きは、目立つことにつながる面があり、そういったことが苦手な方もいると思います。
一方で、オンラインで仕事で関わる人達と良好な関係を築いていくためには必要な要素であり、どちらかというと性格・性質ではなくスキル・行動でなんとかなる要素が多いです。結果的に色々と物事をうまく運びやすくなるため、少しずつでいいのでならしていけるとよいですね。こういうことがうまい方の協力を得るのも一つの手です。

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