Twilioの新しくなったバンドル申請方法と電話番号の購入方法についてまとめてみた

Twilioの新しくなったバンドル申請方法と電話番号の購入方法についてまとめてみた

Twilioのバンドル申請方法と電話番号の購入方法について、以前と手順や必要書類が変わったので改めてまとめていきます。
2025.09.04

こんにちは、昴です。
今回はTwilioで新しくなったバンドル申請方法と電話番号の購入方法についてまとめていきます。

はじめに

Twilioにおける新しくなったバンドル申請方法と電話番号の購入方法について、実際の画面を元に説明していきます。
また、日本語表記と英語表記の場合があり、「日本語(英語)」の形で説明していきます。 それではバンドル申請から実践してみます。

バンドル申請

必要書類の準備

  • 履歴事項全部証明書
  • 委任者の住所を証明する書類(過去6か月以内に発行された公共料金の支払い書など)
  • 委任状
  • 委任者の住所を確認する書類(名前、顔写真、住所がわかるもの)
    運転免許証やマイナンバーカード等
  • 申請書

申請手順

まず、Twilioのコンソール画面の左側、「電話番号(Phone Number)」を選択します。この項目がない場合はコンソール画面の左側、「製品を調べる(Explore Products)」を選択します。すると、それぞれのメニューが表示されるため、その中からスーパーネットワークの「電話番号(Phone Number)」を選択して進みます。

バンドル申請-電話番号へ移動

電話番号の企業コンプライアンス(Regulatory Compliance) > バンドル(Bundles)へ移動し、画面右上の規制バンドルを作成する(Create a Regulatory Bundle)から申請に進みます。

バンドル申請-規制バンドルを作成する

最初は国(country)と番号の種類(Type of Phone Number)を選択します。種類ではLocal、National、Toll-Freeから選択します。選択が完了したら次へをクリックして進みます。

バンドル申請-国と電話番号の種類の選択

続いてアイデンティティタイプを選択します。下記の2つの質問に対してそれぞれ選択していきます。基本的に1つ目の質問はDirect Custmerを選択します。またDirect Custmerを選択すると2つ目の質問はBusinessのみ選択できます。

  • あなたは直接のお客様ですか、それとも独立系ソフトウェアベンダー(ISV)リセラーまたはパートナーですか?

    • 直接のお客様(Direct Custmer):Twilioを社内コミュニケーションやお客様とのやり取りに利用しています。
    • 独立系ソフトウェアベンダー(ISV)リセラーまたはパートナー(Independent Software Vendor(ISV)Reseller, or Partner):Twilioを組み込んだ製品を開発し、それをお客様に販売しています。
  • この電話番号での通話やメッセージは誰が応答・受信しますか?

    • 法人(Business):通話やメッセージはビジネス側が応答・受信します。
    • 個人(Individual):通話やメッセージは個人が応答・受信します。

バンドル申請-アイデンティティタイプ

選択が完了したらContinueをクリックして次へ進みます。
続いてBusiness Informationを入力していきます。それぞれbusinessName(会社名)と
businesPurpose(事業内容)を入力していきます。

バンドル申請-Business Information

入力が完了したらContinueをクリックして次へ進みます。
続いて会社の住所(Business address)を入力していきます。まず、一覧から国を選択してContinueをクリックします。
続いて実際の住所を入力し、Continueをクリックします。また注意点として、この時に入力する住所には実際の事業所住所を確認するため、転送不可の郵便物が送付されます。そのため私書箱は不可となります。

バンドル申請-会社住所

続いて委任者の住所(Authorized Representative Address)を入力していきます。先ほどの会社の住所と表記は多少異なりますが、質問事項は大きく変わりません。入力が完了したらContinueをクリックします。

バンドル申請-代表者住所

続いて委任者(Authorized Representative)について入力していきます。名前を入力してContinueをクリックします。

バンドル申請-代表者名

続いて補足書類について選択及びアップロードしていきます。
まず「会社名と事業目的を記載した法人登記書類」にて「履歴事項全部証明書」を選択し、ファイルをアップロードしていきます。

履歴事項全部証明書

ここからは委任者についてになります。
次に住所を証明する書類を選択します。選択肢から「法人登記書類(Corporate registration document)」を選択します。

住所証明書類

次に委任者の住所を証明する書類の選択及びアップロードをします。(過去6か月以内に発行された公共料金の支払い書など)

委任者の住所証明

次に委任者の権限について、「委任状(Power of attorney)」を選択し、ファイルをアップロードしていきます。

委任状

次に委任者の住所を確認する方法(名前、顔写真、住所がわかるもの)を「運転免許証(パスポートはこの項目に含む)」「マイナンバーカード」「運転経歴証明書」から選択し、ファイルをアップロードします。

委任者の住所確認

最後に申請書を選択し、申請書をアップロードします。(現在この選択肢は申請書のみとなっています。)

申請書

全て選択、書類のアップロードが完了したらContinueをクリックして次へ進みます。

次に最終詳細(Final details)についてです。
2つ目の項目でバンドル申請の申請状況等を通知するメールアドレスを入力します。入力が完了したら画面下のチェックボックスにチェックを入れContinueをクリックして次へ進みます。(チェックボックスの内容は「提供された情報が正確であることを確認し、Twilioの利用規約に従い、法律で義務付けられている場合、この情報の収集と共有に同意します。」といったものになっています。)

最終詳細

次の画面に進むとこちらのような画面が表示され、申請が完了となります。

申請完了

申請状況の確認

申請状況は同じくBundlesの一覧から確認でき、まだ途中の場合は「Sent for review」、承認された場合は「Approved」とステータスに表示されます。

申請状況の確認

電話番号購入

申請手順

まず、Twilioのコンソール画面の左側、「電話番号(Phone Number)」を選択します。
選択した項目の中から「管理(Manage)」を選択し、さらにその中から「番号を購入する(Buy a number)」を選択します。

Buy a numberへ移動

「国(Country)」で「🇯🇵 (+81) Japan - JP」を選択して「Search」をクリックし、一覧から購入したい番号の「買う(Buy)」を選択します。

番号の確認画面が表示されるので、内容を確認し「次(Next)」を選択します。

番号の確認画面

次に、使用するエンドユーザーの種類を下記2つから選択します。「法人(Business)」を選択して、「次(Next)」で次の項目へ移動します。

  • 法人(Business): A business will make or receive calls with the phone number.
  • 個人(Individual): An individual will make or receive calls with the phone number.

エンドユーザーの種類

次にバンドルの割り当てについてになります。
承認済みのバンドルの割り当て(Assign approved Bundle)の項目にて一覧からバンドルを選択し、番号に割り当てます。次にアドレスの割り当て(Assign Address)で会社住所を選択します。

バンドルの割り当て

最後にBuy(電話番号)をクリックし、購入完了となります。

まとめ

今回はTwilioで新しくなったバンドル申請方法と電話番号の購入方法についてまとめてみました。
本ブログが少しでも参考になれば幸いです。

告知

Twilio/SendGridセミナーを毎月開催しています

クラスメソッドでは毎月Twilio/SendGridのセミナーを実施しています。

クラスメソッドではTwilio/SendGridのセミナーを毎月開催しております。いずれもTwilio及びSendGridを良く知らない方向けに基本的な部分から解説する内容となっておりますので、今後Twilio/SendGridの導入を検討している方や、既に導入済で改めて基本的な部分を勉強したいと考える方は、是非お気軽にご参加いただければと思います。

この記事をシェアする

facebookのロゴhatenaのロゴtwitterのロゴ

© Classmethod, Inc. All rights reserved.