Zendesk Guideでユーザー権限の設定準備 ~ユーザーセグメントの作成~

Zendesk Guideで記事を追加していくと、記事ごとの閲覧権限を考える場面があります。閲覧権限を設定するにあたって必要な要素となるユーザーセグメントについてまとめました。
2023.05.22

こんにちは、昴です。
今回はユーザーセグメントの作成方法をご紹介します。

はじめに

ヘルプセンターの記事には2種類の権限があり、1つは記事の管理する側の権限、もう1つは記事を閲覧する権限です。 今回紹介するユーザーセグメントは記事の閲覧権限を設定する際に関わるものとなっています。

ユーザーセグメントとは

ユーザーセグメントとは、エンドユーザーやエージェントのグループであり、閲覧権限の管理に使用されます。 ヘルプセンターの記事やコミュニティ内のトピックにこのユーザーセグメントを適用することで、閲覧権限を設定することができます。

ユーザーセグメントはデフォルトで2つあり、サインインユーザーエージェント及び管理者の2つとなります。

  • サインインユーザー
    ヘルプセンターにサインインしたユーザーのグループ
  • エージェント及び管理者
    全てのエージェントと管理者のグループ

ユーザーセグメントの作成

作成画面へ移動

まずZendesk GuideのGuide管理画面へ移動します。
サイドバーのユーザー権限へ移動し、ユーザーセグメントの「新規追加」を選択します。

名前の入力とタイプの選択

ユーザーセグメントの作成では、まず名前を入力します。
次に「ユーザータイプ」を選択します。 ユーザータイプは「サインインユーザー」と「スタッフ」の2種類あり、ユーザーセグメントを作成する際に、どちらのタイプから選んで作成するか決めていきます。 サインインユーザーはGuideを利用する際にサインインする管理者、エージェント、エンドユーザーのことです。エンドユーザーが関わるセグメントを作成する場合はこちらを選択します。 スタッフは管理者、エージェントのことです。 ユーザータイプを選択した時点で画面右にユーザーがリストアップされます。

セグメントにユーザーを追加

タイプを選択した後は、作成するユーザーセグメントに誰を追加するか決めていきます。 ユーザーを追加する3つの方法があります。

  • タグで絞り込む
  • 組織(グループ)で絞り込む
  • 個別に追加する

今回は「個別に追加する」を選択してユーザーセグメントを作成してみますが、順番にご紹介します。
ます1つ目の「タグで絞り込む」を選択した場合、タグを入力することでそのタグを含むユーザーが絞り込まれ画面右にリストアップされます。 リストアップされたユーザーがそのままユーザーセグメントに追加されます。 絞り込む際にタグは50個まで利用可能ですが、タグのリストにすべてのタグが表示されるわけではないため、見つからない場合はタグを検索してください。 また、タグで絞り込む場合には、ユーザータグを有効にする必要があります。

2つ目の「組織(グループ)で絞り込む」を選択した場合、選択した組織(グループ)をすべてユーザーセグメントに追加することができます。 追加できる組織(グループ)は最大50個となり、タグで絞り込みをしたとき同様に、画面右にリスト化されます。

3つ目の「個別で追加する」を選択した場合、一人一人リストから選択して追加していきます。 追加されたユーザーはこれまでと同様に画面右にリスト化されます。

個別に追加する場合、追加できるユーザーは50人が最大となっています。そのため、追加したいユーザーの数が50人を超える場合はタグまたは組織の絞り込みを利用する必要があります。

ユーザーの追加が完了したら、「セグメントを作成」を選択してユーザーセグメントの作成は完了となります。

まとめ

今回はユーザーセグメントの作成方法をご紹介しました。 閲覧できる記事を制限する方法として、複数ブランドでそれぞれヘルプセンターを作成する方法もありますが、プランによってTeamでは1ブランド、GrowthとProfessionalでは5ブランドまで利用可能となっているため、複数ブランドで実現できない場合は今回ご紹介した方法をお試しください。

参考記事

Zendeskヘルプ > Guide > Guideの使い方 > Help Centerのナレッジベースの使い方 > Guideのユーザー権限のユーザーセグメントを作成する方法

また、クラスメソッドではZendeskのセミナーを定期的に開催しています。
Zendeskの基本的な機能を紹介したり、デモンストレーションを行ったりします。