[アップデート]Amazon RDS for MySQL/MariaDBがT3インスタンスに対応しました

2019.02.26

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はじめに

今回はアップデートのご紹介です!

Amazon RDS for MySQL と Amazon RDS for MariaDBがT3インスタンスで利用できるようになりました。ざっくりいうとコストはほぼそのままにT2インスタンスよりパフォーマンスが向上します。先月のRDS for OracleおよびPostgreSQLに続いてのアップデートです。

 

[アップデート] RDS for Oracle および PostgreSQL で T3 インスタンスが使えるようになりました!

 

そしてAWSマネジメントコンソールから選択できることを確認

比較してみた

T2ファミリー

モデル vCPU CPU クレジット/時間 メモリ (GiB) ネットワークパフォーマンス (Gbps)
db.t2.micro 1 6 1 低〜中
db.t2.small 1 12 2 低〜中
db.t2.medium 2 24 4 低〜中
db.t2.large 2 36 8 低〜中
db.t2.xlarge 4 54 16
db.t2.2xlarge 8 81 32

T3ファミリー

モデル vCPU CPU クレジット/時間 メモリ (GiB) ネットワークパフォーマンス (Gbps)
db.t3.micro 2 12 1 最大 5
db.t3.small 2 24 2 最大 5
db.t3.medium 2 24 4 最大 5
db.t3.large 2 36 8 最大 5
db.t3.xlarge 4 96 16 最大 5
db.t3.2xlarge 8 192 32 最大 5

相違点はEC2の時と同様以下などになります

  • micro、smallでvCPUが2コアへ
  • CPUクレジットの増加がほぼ全てのインスタンスで2倍に
  • CPU Unlimitedがデフォルトで有効に(執筆時点でUnlimitedの無効化はできません
  • ネットワークパフォーマンスが最大5Gbpsへ

EC2と同様にT3の場合、起動直後はCPUクレジットが「0」です。CPUクレジットを利用したバーストは起動から少し時間をおいてからが良さそうです。

さいごに

検証環境や負荷が見込めている環境でのT3利用のケースは多いと思います。状況に応じてT3のご利用を検討されてはいかがでしょうか。この記事が誰かのお役に立てば幸いです。

参考

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2019/02/amazon-rds-for-mysql-and-mariadb-now-support-t3-instance-types/?nc1=h_ls

https://aws.amazon.com/jp/rds/instance-types/