
【 Tableau 2025.2 】 動的空間パラメーターが利用できるようになりました!
こんにちは、業務効率化ソリューション部のikumiです。
2025年6月17日にTableau 2025.2が公開されました。2024.3で地理空間パラメーターの機能が実装されましたが、今回のアップデートでは、地理空間パラメーターがさらにパワーアップし、動的空間パラメーター が利用できるようになりましたので、早速試してみます!
なお、空間パラメーターに関する説明や、事前準備のサンプルデータについては前回のブログを参照ください。
やってみる
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動的空間パラメーターになると何がうれしいか
- 動的空間パラメーターは、ユーザーから実装リクエストが多く挙がっていた待望の機能 だそうです
- 本機能が実装されたことにより、複数の地図の表示範囲を連動させることができます。
- 具体的には、ダッシュボード上で表示している地図範囲をパラメーターの範囲に設定できるので、パンやズームで表示範囲を動かしたとしても、パラメーターの値で表示制御するように連携させた地図も同様に表示範囲が動くようになります。
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今回は、以下の二つの地図の表示範囲を連携させ、左のソースシートの表示範囲を動かしたとしても、右のターゲットシートの表示範囲も動くように制御していきます
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まずはパラメーター作成画面を確認
- 2025.1画面
- 2025.2画面
- 最新版では、
動的な値
の項目が追加されていますね!
- 2025.1画面
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パラメータの作成
- 動的な値を、ダッシュボードのソースシート(地図シート)に指定
- 動的な値を、ダッシュボードのソースシート(地図シート)に指定
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ターゲットシート側の表示制御の設定
- ターゲットシートは、前回のブログの通りストアの位置が表示されたワークシートを作成してあります
- ストアポイントがパラメーターの範囲に収まっているもののみ表示するため、まずは計算フィールドを作成します
- 条件に一致するもののみをフィルタリング
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以上で設定は完了です。ダッシュボードを実際に操作してみると…思った通りに動いていますね!!
さいごに
いかがでしたでしょうか。実際にユーザーの声を拾って機能に反映してくれるのは非常に嬉しいですよね。私自身マップの分析をすることはあまりなかったのですが、確かに必要だった!!と思う機能で唸りました。今後のアップデートも期待できますね。