Tableau Certified Data Analyst を受験しました
先日、Tableau Certified Data Analystの試験を受けてきましたので、その内容についてレポートしていきます。
Tableau Certified Data Analystとは
Tableau の主要な知識を保持していることを証明する資格で、Tableau Desktop Specialistの上位の資格にあたります。
試験概要
- 受験料金:250 USD
- 試験時間:120分(事前のチュートリアルなどの時間が8分、実際に解く時間が112分でした)
- 問題数 :55問(知識問題45問と実技問題10問)
- 合格基準:750 (スケールドスコア)
- 有効期限:2年間
- 提供言語:英語、日本語
- 受験方法:テストセンター、オンライン試験
- 参考:Tableau Certified Data Analys
使用経験が 6 か月以上あることが推奨されており、Tableau Desktop Specialistよりも高いレベルの知識が必要となります。
試験範囲
- データへの接続と分析に適した形式への変換
- データの探索と分析
- コンテンツの作成
- Tableau Server と Tableau Cloud 上のコンテンツのパブリッシュと管理
などがあり、Tableau Certified Data AnalystではTableau PrepやTableau Server/Tableau Cloudの知識も少し必要になってきます。公式の試験ガイドには詳しい試験内容が載っておりますので、こちらも参考にしてみてください
試験の流れ
私はテストセンターで受けましたので、その流れについて記載していきます
~試験開始間~
- 受付をし、荷物など預けて呼ばれるまで待機
- 自分の席まで案内され本人確認をして試験開始
~試験の流れ~
- セクション1:秘密保持やテストのチュートリアルを確認
- セクション2:知識問題(25問)
- セクション3:実技問題(10問)
- セクション4:知識問題(20問)
それぞれのセクションはまたいで実施できないので、注意が必要です。問題が始まってからセクションをまたぐ際は、しっかりめの警告が出るのですが、個人的にはチュートリアルから問題開始までがぬるっと始まった感じがして、少しびっくりしました。。
試験対策について
勉強しなおした部分
前提として、私自身Tableau使用歴は結構長い方でしたので、全体を勉強しなおすというよりは要所を確認しなおしました。
- 試験範囲になっている関数の用途や記述方法
- DATEADD('day',2,[Order Date]) であれば、引数の順番とか
- とにかくメニュータブを触る
- PDFをエクスポートするのはどこから?など
- とにかくいろんな画面で右クリック
- どこからどの動作ができるのかを確認する
- 簡易表計算
- 集計の基準やRANKは特に
- 表示形式(Show me)でグラフを作る際に必要なメジャー/ディメンションの数
- アナリティクスタブで何が追加できるか
- それぞれは何を確認するものか(箱ひげ図の意味とか)
- ダッシュボード
- どこのタブで何ができるか(ダッシュボードタブとレイアウトタブは混乱しますよね)
- マップ系
- 地理的役割の種類やマップレイヤーの種類
- サーバーのパブリッシュ方法・パブリッシュに含まれる内容
- タグを入れられる?抽出のスケジュール設定(全件・増分)はできる?など
- Tableau Prep
- 追加できるステップの種類
など、結構ニッチ?な部分は復習しましたが、結構がっつり復習した気もします。(こんなの、調べてできればいいじゃん・・とか思いながら勉強してましたw)
参考にしたサイトなど
他のブログでも紹介があったものは基本的に参考にしておりました。
- Tableau兄さんのブログ
- Udemyの模擬試験
- 講座の方はServerとPrepだけ確認して、あとは模擬試験を繰り返し解く
受けてみた感想
試験の難易度
普段意識しない細かい機能の部分は復習は必須ですが、日ごろTableauを触っている方なら難なく受かるレベルなのではないかと感じました。レベル感としては、Tableauでやりたい動作のイメージがすぐに沸くとか、ビジュアライズをそこそこ自由に操れるレベルの知識や経験はあった方がよいかなと思います。
Tableau Desktop Certified Associateと難易度の差
Tableau Desktop Certified Associateの試験のことをあまり覚えていないのは正直なところですがw難易度としては同じかやや易しいくらいかと思います。Tableau Desktop Certified Associateの方が「知らんがな!」のような細かい機能の話が多かった記憶で、試験対策のための知識も勉強しておかないといけなかった気がします。Tableau Certified Data Analystでは、普段から触っている人で動作イメージをちゃんと覚えておけば難なくクリアできるかと思います。
出題形式について
- 実技問題
- 仮想環境に入って実際にTableau Desktopを操作します
- 内容は結構簡単で、ビジュアライズを少し直したり計算フィールドを作ったりしました
- 知識問題
- ラジオボタン、複数選択など普通の選択問題
- ドラッグアンドドロップで正しい手順の順番を答える
- プルダウンで正しい選択肢を選ぶ
プルダウンの問題は、計算フィールドを正しく完成させてくださいなど、やはり作業の動作イメージや完成イメージができていることが重要と感じました。
噂は本当だった!試験中のトラブル
実技試験で起こるといわれている噂のトラブル
- 噂その1:日本語入力ができない
- 噂その2:画面が小さくて「表示形式(Show me)」が開けない
例にもれず私もこのトラブルに遭遇しました。皆さん、この2つのショートカットキーだけは覚えて帰ってください!
- 「Alt + 半角/全角」で日本語入力を切り替える
- 「Ctrl + 1」で表示形式(Show me)を表示する
ただ、これでも回避できなかった謎トラブルに遭遇して、「= (イコール)」「” (ダブルクォーテーション)」などが打てない問題がありました。おそらくシフトキーで表示するものが出なかったんだと思いますが、、解決策が分からなかったので「きごう」と打って地道に変換して対処しましたが、どう解決するべきだったのでしょうか。。
最後に
いかがでしたでしょうか。私はかなりビビッて準備をしていったのですが、どなたかの参考になれば幸いです!