Tableau 9.2 新機能紹介: Desktop – データインタプリターの改善でEXCELシート内の複数テーブルを検知可能に
この度、Tableauの新しいバージョン『Tableau 9.2』が各種プロダクトでリリースされました。
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当エントリでは数あるTableau 9.2の新機能の中から『データインタープリター及びデータグリッドの改善』についてご紹介して行きたいと思います。
目次
データインタープリターの改善: EXCELシート内のサブテーブルを検知可能に
まずは『データインタープリターの改善』について。こちらはデータウインドウ上で『複数のテーブルが1つのEXCELシート』に存在していた場合、その内容を検知して個別のテーブルとして認識してくれるようになるというものです。動作を確認する為に、以下の様なテーブル群を用意してみました。それぞれキー項目でデータが結合出来るようなイメージのものにしています。
上記ファイルをTableauで読み込んでみます。通常であれば[Tables]シートがそのまま表示されるだけですが、ここでデータインタプリターを『オンにする』を押下してみます。
すると、新たに選択可能なテーブル要素が現れました。行番号で認識されたそれぞれのかたまり毎に情報が生成されているようです。
新しく生成されたテーブルをそれぞれデータウインドウに放り込んでみます。キー項目同士で結合させる事が出来ていますね。
テーブルは従来のもの同様、名称を変更する事が出来ます。認識しやすい名前にする事で処理も行い易くなりますね。
データグリッドの改善: 項目名の並べ方が選択可能に
もう1つの改善機能はデータグリッド上の項目名のソートが色々選べる様になったという点です。フィールドの並べ替え方法として、以下の様な種類が選べる様になりました。
複数テーブルがあった場合でも、項目名のアルファベット順で一括してソート出来たり、
また逆に、テーブル名単位で項目名のソートを行なうという事も可能です。項目数が多くなってきた場合等はどこに探している項目があるか分かりづらくなる部分もあるかと思いますので、これは便利な機能ですね。
まとめ
以上、Tableau 9.2の新機能における『データインタープリター』と『データグリッド』に関するご紹介でした。データウインドウは(その後の)データ操作画面に進む前の(扱う)情報を決める大事な局面ですので、こういった細かい部分も嬉しいですね。こちらからは以上です。