[Talend]tFileTouchを利用してファイルを作成する

今回はTalendのコンポーネント「tFileTouch」を利用したファイルの作成を紹介したいと思います。
2019.01.17

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はじめに

こんにちは。DI部の大高です。

今回はTalendのコンポーネント「tFileTouch」を利用したファイルの作成を紹介したいと思います。

前提条件

Talendのバージョンは「Talend Open Studio for Big Data」の「Version 7.1.1」で検証しています。

tFileTouchについて

「tFileTouch」を利用するとファイルの作成を行うことができます。

「tFileTouch」コンポーネントのTalend Helpページはこちらです。

tFileTouch

では、具体的に以下で解説していきます。

ジョブの説明

シンプルなジョブで「tFileTouch」でファイルを作成するだけのジョブです。

「tFileTouch」コンポーネントの設定

「tFileTouch」コンポーネントでは、ファイル作成用のオプションを2つ設定します。

ファイル名

作成するファイルを指定します。今回は以下のパスを指定しました。

/tmp/Sandbox/Components/tFileTouch/tFileTouch.txt

存在しない場合、ディレクトリを作成

オプションの名前の通り「存在しない場合、ディレクトリを作成」するかどうかのオプションです。今回は有効にしてディレクトリを含めてファイルを作成します。

実行結果

設定は以上です。今回はファイル作成をするだけのジョブなので結果が分かりにくいのですが、コマンドでディレクトリを含めたファイルの存在を確認してみます。

ジョブ実行前

$ ls ./tmp/Sandbox/Components/tFileTouch/
ls: './tmp/Sandbox/Components/tFileTouch/' にアクセスできません: そのようなファイルやディレクトリはありません

ジョブ実行後

$ ls ./tmp/Sandbox/Components/tFileTouch/
tFileTouch.txt

想定通り、ディレクトリを含めてファイルが作成されました!

まとめ

以上、「tFileTouch」コンポーネントの紹介でした。

実際のジョブでは「ジョブの処理終了後に別ジョブのトリガーとなるファイルを作成する」というケースなどに利用できるコンポーネントだと思います。

それでは!