[小ネタ]Snowflakeにアクセスする際の2種類のURL

2021.10.01

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは!DA(データアナリティクス)事業本部 サービスソリューション部の大高です。

Snowflakeでは、URL経由でアクセスする場合に2種類のURLがあります。

これまで、1つのURLでしかアクセスしたことがなかったので、改めてドキュメントを見ながら違いを確認して試してみました。

前提

今回試した環境は、PrivateLinkや組織などを追加で申し込みをしていない、スタンダード契約の環境となります。

「アカウントロケーター」を利用した接続URL

わたしは普段以下のようなURLでアクセスをしていました。

https://xyz123.ap-northeast-1.aws.snowflakecomputing.com/

これはドキュメントで記載されている「アカウントロケーター」を利用した下記の形式のURLです。

https://<アカウントロケーター>.<リージョン>.<クラウド>.snowflakecomputing.com

このアクセスURLに関しては下記のドキュメントに記載されています。

ドキュメントに「下位互換性」として記載されているとおり、こちらについては、どちらかというと古い方の形式のようです。

「組織名」と「アカウント名」を利用した接続URL

もう一方の形式として、以下のような形式が利用できると記載があります。

https://<組織名>-<アカウント名>.snowflakecomputing.com

とくにこれまで「組織」について意識したことのないアカウントでしたが、この形式でアクセスするにはどうしたらよいのか調べたところ、Snowflakeにログインした後の画面右上の箇所から表示されるメニューに「組織」の情報が記載されていました。

この「組織」の箇所に記載されているのが「組織名」で、その上部に少し大きなフォントで表示されているのが「アカウント名」ですね。

例えば「組織名」がZZZZZで「アカウント名」がxyz123だった場合には、以下のURLとなります。

https://zzzzz-xyz123.snowflakecomputing.com/

いままで、「組織についての申し込みをしないと、この形式ではアクセスできないのかな?」と勘違いしていましたが、そうではないようです。

まとめ

以上、Snowflakeにアクセスする際の2種類のURLについてまとめてみました。

アカウントロケーターとアカウントロケーター URL を廃止する短期的な計画はありません。

と、ドキュメントに記載されているので、しばらくは「アカウントロケーター URL」の利用には問題なさそうですが、将来的なことを考えると「組織名」と「アカウント名」を利用する新しい形式のURLに慣れておいたほうが良いかもしれませんね。

どなたかのお役に立てば幸いです。それでは!

参考