
メンバー同士の関係性
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前回「リーダーとメンバーの関係性」について触れました。メンバー同士の関係性も仕事において重要な要素です。メンバー同士の関係を表す概念としてTMXというものがあります。この記事では、TMXとはどのようなものか、TMXはどのような影響があるか、どのようにTMXを良好にするかについてまとめます。
TMXとは?
TMXは、チーム内の相互作用がどのように形成され、発展し、機能するかを理解するのに役立ちます。良好なTMXは、チームメンバー間の相互信頼、コミュニケーションの頻度と質、役割の明確さなどの要素によって特徴付けられます。これらの要素が優れたTMXを形成し、チームのパフォーマンスやメンバーの満足度にポジティブな影響を与えることがあります。
TMXの具体的な状態例
相互の信頼と尊重
役割の明確さと共有
相互サポートと協力
TMXの影響
チームのパフォーマンス向上
コミュニケーションの円滑化
チームメンバーの満足度向上
情報共有と学習の促進
TMXを良好にするために必要な振る舞い
コミュニケーションの促進
チームビルディング活動の実施
フィードバックの文化を育む
目標の共有と明確化
まとめ
業務について個人目線だけで考えていると、極力他者と関わらず、担当作業に集中するのが理想的に感じることがあるかもしれません。一方で、大抵の場合、仕事では複数の人が関わる必要があります。また独立したタスクを担当している場合にも、他者の知識や視点をもとにしたフィードバックを得ることで、自分ひとりではなし得ない成長や成果を生み出すことができます。
なお、「TMXを良好にするために必要な振る舞い」についてまとめましたが、根本的に各メンバーが同僚の成功に関心があったり、チームの成功のためにはチームメンバーの連携が重要であるという認識が必要です。支援や協力に対するマインドを持っていなければ、自らの振る舞いを改善する意欲が発生しません。そういった意味では、メンバーの採用時の見極めも重要な要素になります。また、どうしても相性の問題があるため、相互に関係向上の努力は尽くしたうえで相容れない場合はチーム異動などで対応することもあるでしょう。
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