ピアソンVUEの自宅受験(OnVUE)での失敗談
こんにちは。サービスグループの武田です。
コロナ禍もやや落ち着きを取り戻しつつある昨今、いかがお過ごしでしょうか。クラスメソッドでは基本的には物理出社をせずにリモートで業務をしています。同時に、資格試験を受けようにも試験会場に行くことができないため、受験できない状況が続いていました。現在は受験環境について改善されつつあり、AWSやGCP、Azureの試験を自宅で受けられます。詳細な流れなどはすでに書かれていますので参考にしてもらえれば。
このエントリでは自宅受験をする際に私がやらかした失敗談をすることにします。
試験配信直後にエラーで受験できず
話はさかのぼること3週間ほど前のことになりますが、ピアソンVUEで自宅受験のスケジュールを組んでいました。自宅受験をするためにはネット環境などの物理的な要件があり、またOnVUEという試験配信用のアプリケーション以外が起動されていないというPC環境の要件があります。これらはテスト試験配信のプロセスを行うことで事前の検証ができます。もちろん事前に行い無事にテスト試験が配信されることを確認していました。
さて試験当日、30分前には片付けなど準備を始めアプリケーションの終了なども済ませました。OnVUEを起動して受験プロセスを進めます。チャットでオペレーターの方と環境チェックなども終わり、いざ試験配信!というところで配信直後にエラーで配信失敗……。
幸いにもエラーの内容はアラートとして表示されていました。 曰く、 karabiner_grabber プロセスが権限チェックに引っかかって終了されてしまったとのこと。そしてオペレーターの方から、「エラーで試験が終了してしまった場合、当日の再受験はできません」という言葉を聞くことに……。再受験用のバウチャーチケットは即日送ってもらえるのですが、試験スケジュールは意外と余裕がなく、再受験は数週間先になってしまいました。
終わらないKarabiner-Elementsのプロセス
受験に失敗してしまったものの、引きずっていてもしかたがありません。とりあえずエラーになった原因である karabiner_grabber 周りのことを調べました。書いていませんでしたが、受験用に使用したPCはMacBook Proです。
Karabiner-Elementsについて簡単に説明しておきますと、macOS用のキーバインドをカスタマイズするアプリケーションです。USキーボードを使用しているため、日英の切り替えなどのバインドを変更するために使用していました。
さてアクティビティモニタを起動してプロセスを確認してみると、Karabiner関係のプロセスがいくつも走っていました。試しに「終了」ボタンを押してみると、終了後自動的に立ち上がってきました。sudo kill -9
とかやってみましたがやはり自動的に立ち上がってきました。
「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!!」
とか社内の分報に書いちゃう始末でした。そんなわけで、Karabiner-ElementsがインストールされているPCではOnVUEによる受験は無理そうかな、というのが結論です。
結局どうしたの
取れる選択肢は2つです。1つ目は受験をする際にはKarabiner-Elementsをアンインストールしておく。2つ目はKarabiner-ElementsがインストールされていないPCを別途用意する。今後も受験することを考慮すると1つ目は避けたかったため2つ目を採用しました。おかげさまで9年前に購入した、バッテリーもへたっているMacBook Airを引っ張り出すことになりました(この頃はJISキーボードだった)。
紆余曲折ありましたが、本日無事に受験できました。
まとめ
これから自宅で試験を受けようと考えている方は、ぜひ受験環境のチェックをしっかりと行ってください。お金を損することはありませんが、時間を損する可能性があります。
そういえば事前環境チェックをした際に、ネットワーク回線が思いの外遅すぎてパスできませんでした。ルータを買い換えてIPv6に切り替えて……なんてことをしたのですが、それはまた別の機会に。