Ultimate Agilist Tokyoに参加してきました。其の一

こんにちは、たごまさゆきです。 11月17日(土)に開催された「Ulitimate Agilist Tokyo -集え、日本の活動家たちよ。」に参加してきました。 私が参加したセッションを中心に、二回に分けてその内容の紹介をしたいと思います。

イベントURL --http://ultimateagilist.doorkeeper.jp/events/1823 会場は、無限コーヒーで有名なオラクル青山センターでした。

ちなみに、弊社のうえじゅんも運営スタッフとして活躍していました。

基調講演

まずは、主催者の一人である市谷さんと、開催のきっかけとなった同人誌 「Ultimate Agile Stories」の編集長細谷さんから、開催の経緯と趣旨について話がありました。

内容については、しんやさんの日記によくまとまっていますのでそちらをご覧ください。

基調講演後は会場を4つに分割して、4トラックでセッションが行われました。

セッション1-アジャイル×テスト開発プロセスを考える

基調講演をされた細谷泰夫さんによるセッションです。

発表前に、参加者に対して「アジャイルで品質はよくなるか?」と質問が投げかけられました。 回答はアジャイルのイベントに参加している人たちという事もあるでしょうが、YESが多かったです。 細谷さん自身はお固い会社に所属していて、XPが日本に上陸した当時それをやろうと会社の品質管理部門にもちかけたら、テロリストみたいな扱いを受けたという事です。多分まだそういうところも多いと思います。

アジャイル開発は、アジャイルをやっている人からすれば品質が良くなるというのに対して、(WFなどの従来型に最適化された)QAの人たちからすれば変更が頻繁にあるので品質が心配という。 なぜこうも意見が反対になるのかというところから、それぞれの立場の意見を対比させながら発表が進められました。

[slideshare id=15231481&doc=random-121118073733-phpapp02]

発表のなかで紹介されたWモデルというプロセスモデルについて、恥ずかしながらよく知らなかったのでちょっと調べてみました。

  • 有名なVモデルはテストを下流工程として位置づけているが、テスト工程で見つかった障害の修正はコストが高くなってしまう。
  • その解決方法として、開発プロセスと平行でテスト開発プロセスを行い互いにフィードバックすることで問題の早期発見などの効果を生むWモデルが提案されている。
  • 従来のV型にもう一つV型が重なるので、Wモデル。

テストを単に工程の一つとしてとらえるのではなく、テスト自身にも開発プロセスがあるということになるほどと思いました。

発表の最後の方で「アジャイル開発をやっている人も、自分たちが品質に対してどのような取り組みをしているかをきちんと説明できるようにしておく必要がある。」という言葉がありましたが、それはとても大事な事ですね。自分たちのやっているテストも改めて見直してみようと思います。

セッション2-家電商品を開発してみると目からウロコなAgileの本質

前川直也さんによるセッションです。

某デジカメ開発(いわゆる組み込み系)に携わっており現場にアジャイル開発を導入した中での様々な知見を話していただきました。 非常に面白かったんですが、(実際の企業名とか製品名とか出まくりなので)ヤバすぎて資料公開NGです。差し障りのなさそうなあたりで、いくつか印象的だった内容を紹介します。

  • 技術の進歩がものすごく早く、それにつられて社会の求めるリリースサイクルもものすごく早くて短い。
  • 人が動かなければ、アジャイルは機能しない。
  • スキルがないとアジャイルはできない、と言うと誰もやらなくなって悲しいので、アジャイルやるとスキルが身につくと言ってやらせている。
  • もの作りの価値でメンバーを惹き付ける。
  • 製造業の現場の名言をソフトウェア開発の現場にひもづけることができる。 三現主義「現場」「現物」「現実」→まさにアジャイル開発と重なるんじゃね?
  • 週40時間の意味 仕事を時間内に集中してやって、時間外に社会の多様な価値観に触れてそれを得る事がよいもの作りにつながる。
  • 価値のあるものを社会に提供することによって、社会に貢献しているんだよ。

次回に続く