[アップデート] AWS Elemental MediaConvert で WebM DASH の出力が可能になりました

MediaConvertでWebMによるDASH出力が出来るようになりました
2020.08.31

こんにちは、大前です。

 

今日は AWS Elemental MediaConvert(以下 MediaConvert) に関するアップデートを紹介します。

AWS Elemental MediaConvert で WebM DASH 出力が利用可能に

どんなアップデートか

MediaConvert で VP8 または VP9 による WebM ファイルを使用したDASH 出力を作成出来るようになりました。

 

6月のアップデートで VP8 や VP9 を使用した WebM 出力が可能となりましたが、さらに DASH 出力が可能になった形となります。

 

やってみた

では早速触っていきましょう。

MediaConvert の「出力グループの追加」より、"DASH ISO" を選択します。

 

ビデオのコーデックにて VP9 を選択します。

 

エラーが出た

その他、解像度やビットレート、IAM ロールなど必要な項目を入力して作成をクリックすると・・・エラーが出ました。

 

エラーメッセージによると、WebM DASH 出力の場合はオーディオやキャプションを含められない模様。

/outputGroups/0/outputs/0: DASH 出力コンテナが WebM で、その出力にオーディオまたはキャプションが含まれています。DASH 出力の場合、MediaConvert は WebM コンテナのオーディオまたはキャプションをサポートしていません。オーディオとキャプションを DASH 出力グループ内の別の出力に配置し、それらの出力に MPD コンテナを使用します。

 

あまり DASH に詳しくないため初耳だったのですが、DASH で WebM ファイルをストリーミングする場合、ビデオファイルとオーディオファイルを別ファイルに分ける必要があるそうです。

For streaming WebM files using DASH, the video and audio files have to be non-muxed and non-chunked (i.e.) each video stream goes into it’s own file and each audio stream goes into it’s own file. For more information on what this means see this link.

Instructions to playback Adaptive WebM using DASH

 

エラーメッセージに従い、まずは既存の出力からオーディオを削除します。

 

オーディオ用の出力を別途追加します。

 

追加された出力設定を開き、今度は逆にビデオを削除。

これで、ビデオだけの出力とオーディオだけの出力がそれぞれ存在する形になります。

 

各出力の名前修飾子を設定し(設定しないとエラーになります)、ジョブの作成をクリックすると問題なくジョブが開始されました。

 

ジョブが完了し、出力先の S3 に DASH のマニフェストファイルである mpd ファイルが出力されている事が確認出来ました。動画ファイルとして webm ファイルが出力されている事も確認出来ます。

 

おわりに

MediaConvert で WebM ファイルを DASH 形式で出力する事が出来るようになりました。

VP9 などのコーデックを使用したい場合には WebM ファイルを使用する必要が出てくるかと思いますので、是非活用ください。

 

以上、AWS 事業本部の大前でした。

参考