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こんにちは、大前です。
今日は AWS Elemental MediaLive(以下 MediaLive) のアップデートをお届けします。
AWS Elemental MediaLive adds AVC UHD outputs
どんなアップデートか
タイトルのままに、MediaLive の出力設定で AVC コーデックによる UHD 出力(3840x2160)が設定出来るようになりました。
今までは HEVC コーデックであれば UHD 出力の設定が可能でしたが、今回のアップデートで AVC コーデックについても設定が可能となりました。
細かい条件としては以下がある様です。
- 最大フレームレート ... 30fps
- 最大ビットレート ... 40Mbps
設定してみる
実際に MediaLive のチャネル設定で AVC による UHD の出力を確認してみます。
MediaLive の出力設定より、以下を設定してチャンネルの作成を実施したところ問題なく設定が実施できました。
- 解像度 ... 3840 x 2160
- コーデック ... H264
- ビットレート ... 40000000(40Mbps)
- フレームレート ... 30fps
ちなみに、解像度やビットレート、フレームレートを非対応の値にしてチャネルを作成しようとするとエラーが出ます。
解像度が UHD 以上
ビットレートが 40Mbps 以上
フレームレートが 30fps 以上
料金
今回のアップデートに伴い、料金テーブルにも AVC で UHD 出力を行なった際の料金レートが追加されています。
AWS Elemental MediaLive Pricing
参考までに、スタンダードチャネルの料金レートは以下です。 当然、HD 等と比較して高いレートになっているため、使用時にはしっかりと試算を行いましょう。
Bit Rate | Frame Rate | On-Demand(Standard Channel) | Reserved(Standard Channel) |
---|---|---|---|
<=40Mbps | <=30fps | $4.968/hr | $1.2164/hr |
おわりに
MediaLive にて AVC コーデックでの UHD 出力がサポートされました!
どんどん高解像度な映像が求められるコンテンツが増えていく時代になっている事もあり、こういった細かいアップデートもしっかりチェックしておきましょう。
以上、AWS 事業本部の大前でした。