
Macでフォーマットに失敗したUSB外付HDDをVirtualBoxのWindows10で再フォーマットする
はじめに
NTFSでフォーマットされた外付HDDをVirtual Boxで期待通りに扱えない事態になりましたが、解決方法を教えて頂いたので備忘録として、経緯を含めて書いておきます。
環境
MacBook Air Early 2014 Virtual Box 5.0.2 ホストOS Mac OSX 10.10.5 Yosemite ゲストOS Windows 10
落ちいった状況
HDDの状況は、複数のパーティションがあり、フォーマットは全てNTFS。
Macで作業がしたくてHDDを接続しましたがNTFSなので対象のパーティションだけフォーマットする事に。
その結果...
「MediaKitが、要求された操作を行うには装置上に十分な領域がないことを報告しています。」
失敗です。
パーティションのフォーマット状態を見ると希望のフォーマットになっているのですが、Finderから覗くことすらできない状態に。
どうやらパーティションがまるごとおかしな事になった様でした。
対処方法
Mac側の対応
Macから見れないならWindowsから見てみようと言う事になりましたがエクスプローラーに表示されず。 調べてみるとExtension Packの導入が必要と分かりました。
Oracle VM VirtualBox | Downloads
1、上記から最新版のVirtual Box(ver 5.18.8)をダウンロードしてインストール。
2、Oracle VM VirtualBox Extension Packをダウンロードしてインストール。
3、Virtual Boxマネージャーから、ゲストOSを選択して上部の「設定」を押下。
4、「ポート」 -> 「USB」から「USB コントローラーを有効化」をチェック
5、対応するUSBのバージョンを選択
6、画面右の「+」から対象のUSB機器を選択
7、登録された機器をダブルクリックして、メーカー、製品名、シリアルNo.、ポートを削除
8、「OK」を押下
9、念のためWindowsを再起動
10、MacのFinderから全てのパーティションを外す
11、VirtualBoxの「Devices」 -> 「USB」から対象のハードディスクにチェックを入れる
これでエクスプローラーの「コンピューター」に各パーティションが表示されました。
Windows10側の対応
パーティションがおかしな事になっているので、一度削除してから作成を行いました。
10、左下のWindowsマークを右クリックして「コンピューターの管理」を起動。
11、ウィンドウ左の「記憶域」 -> 「ディスクの管理」を選択
12、画面中央下部に表示される対象HDDのパーティションを右クリックして「ボリュームの削除」を選択
13、HDDに「未割り当て」領域ができたのでそこで右クリックして「ボリュームの拡張」を選択
14、ウィザードが出るのでそれにそって進め、「exFAT」でフォーマット
これで完了です。 Macからもパーティションが見え、読み書きできました。
注意点
パーティションを再フォーマットしているので、中のデータは削除されてしまいます。
さいごに
環境が違うと同じ手段でも解決できない事があるので、今度はその辺も書こうと思います。 解決にご協力頂いた皆さん、ありがとうございました。