[Auth0] New Universal Login Experienceが有効にならない場合の対処
こんにちは、CX事業本部の若槻です。
今回は、認証管理プラットフォームAuth0でNew Universal Login Experienceが有効にならない場合の対処についてです。
New Universal Login Experienceとは
Auth0ではUniversal Loginを使用することにより、ユーザーによるログインフローをアプリケーションに簡単に実装することができるようになります。
このUniversal Loginには既存のClassic
と昨年にGAされたNew
の2パターンがあります。New Universal LoginではUXが新しくなり、コンソールの表示にJavaScriptが使われず動作が軽量化されていたり、ローカリゼーションやWebAuthnに対応していたりと機能が向上しています。
Classic Universal Login Experienceのログインページ
New Universal Login Experienceのログインページ
New Universal Login Experienceが有効にならない場合
さて、既定ではUniversal LoginはClassic
が選択されており、New
を使用したい場合は管理ダッシュボードで設定を変更すれば使用可能となります。しかし下記のようにNew
を選択済みであるにも関わらず、New Universal Login Experienceが有効にならずログインページなどがClassicのままの場合があります。
原因は同ページ内にちゃんと書かれています。
One or more of your Universal Login pages are currently using custom HTML which override the New Universal Login experience.
1つ以上のUniversal Loginのページが、新しいNew Universal Login Experienceを上書きするカスタムHTMLを使用しているとのことです。
そこで隣のタブの[Login]ページを開くと、ログインページのカスタマイズが有効になっています。Classic Universal Login Experienceの場合はここでHTMLテンプレートを編集してログインページのデザインをカスタマイズできますが、New Universal Login Experienceの場合は使用しません。
よって、ログインページのカスタマイズを無効にします。
するとログインページ含めNew Universal Login Experienceが有効になりました。
おわりに
Auth0でNew Universal Login Experienceが有効にならない場合の対処についてでした。
Classic Universal Login Experienceで画面を日本語化するためにはHTMLテンプレートを編集する必要があったため、いざNew Universal Login Experienceを使用しようとした際にハマりやすいポイントとなります。
以上