[小ネタ] セミナーについているLevel、意識したことありますか? #AWSSummit
たぬき( @tanuki_tzp )です。
みなさんは AWS のセッションやセミナーに参加したことはありますか?
私は AWS Summit Tokyo 2023 に参加し、様々なセッションに参加させていただきました。
ところで、AWS が公開しているセッションについている Level について、意識したことはありますか?
なんとなく見過ごしてしまうと思う Level という概念について、AWS Summit Tokyo 2023 のセッションブログのご紹介と個人の感想を足して書いてみました。
Level とは
100、200、300、400 の 4 段階の難易度設定になります。
各レベルを公開されているオンデマンドセミナーやセッションレポートを添えてご紹介します。
Level 100 Introductory
- 入門セッション
- サービスの概要レベル
- 対象のサービスの知識が全くない方向け
現在公開されている Level 100 のセミナーで、特に初心者向けとしてわかりやすいのは下記だと思います。
AWS を今から始めようとするエンドユーザーを対象に、クラウドコンピューティングの基礎の部分について解説されています。
Level 200 Intermediate
- 中級セッション
- サービスのベストプラクティスや機能の詳細レベル
- 対象のサービス周りの知識を入門レベルで持っている方向け
AWS サービスに焦点を当てたセッションが多いようです。
具体的には、EC2、ストレージサービス、RDS などの単位で紹介されています。
下記のブログは、Level 200 のセッションレポートです。
Level 300 Advanced
- 上級セッション
- トピックの詳細レベル
- 実装経験の有無に関わらず、サービスに精通している方向け
サービスの詳細について、具体例や課題解決方法などを紹介していることが多いようです。
複数サービスの組み合わせや横断的な考慮事項が含まれる構成についてなどのベストプラクティスについて学べるセッションが多いように思えます。
下記のブログは、Level 300 のセッションレポートです。
Level 400 Expert
- エキスパートセッション
- サービスに精通しており、独自ソリューションを実装しているレベル
- 対象のサービス以外にも複数のサービスやアーキテクチャを組み合わせて実装できる方向け
実際にサービスのチューニングや大型環境の構成についてなど、独自の考慮事項が多いセッションが 400 になっているようです。
AWS Summit Tokyo で私も 400 のセッションを聴講しましたが、実際に触ったことがないサービスでは内容を理解できなかったかもしれないぐらい実践的なセッションでした。
下記のブログは、Level 400 のセッションレポートです。
AWS 公式セッションについて
下記のイベントスケジュールから、自分の Level に合わせたイベントを探すことができます。
自分の求める趣旨、Level に合ったイベントにどんどん参加してください!
例:AWS Summit Tokyo 2023 の Level 表示
おわりに
AWS Summit Tokyo などの大型イベントでは、Level 100 のセッションはほとんどなく、200 ~ 300 が多い印象を受けます。
そのため、サービスについて触ったことがないが、内容が今抱えている問題解決のヒントになるようなセッションなどを見つけた場合、AWS Black Belt やドキュメントで予め概要知識をつけたうえで参加するとより理解度が上がると思います。
些細なネタなのですが、誰かのお役に立てれば幸いです。