WindowsPCでWSL(Windows Subsystem for Linux)を経由したClaude Code実行環境を用意してみた
ご機嫌いかがでしょうか?人事の豊崎です。
ここでは、WindowsにClaude Code実行環境を用意した際の手順を備忘として残したいと思います。
現在、クラスメソッドでは組織的にAIの業務利用に力を入れており、人事も例外ではありません。
と、言うわけで、人事メンバー(非エンジニア)のPCへClaude Codeの実行環境だけでも準備しようと思い、導入までを支援した時の話をここに書いていきたいと思います。
実行環境
私の業務PCはMacですが、他の人事メンバーのPCはWindows(Windows 11)です。
ここ10年くらいWindowsのクライアントOSを触っていないので調べながら対応をしました。
前提
本記事ではClaudeのインストール後、Claude Codeの起動までとしています。
認証や、初期設定など起動以降については別途Claude Codeのセットアップ をご覧いただくことを想定しています。
また、すでにClaudeの契約されている方を対象としています。
準備
Claude Codeのセットアップ を読み必要な要件を調べました
システム要件
Windowsの場合はWSL(Windows Subsystem for Linux上でClaude Codeを利用するようでした。
WindowsOSに関してはWSLを利用できるところから必要ということを理解しました。
- オペレーティングシステム:
- macOS 10.15+
- Ubuntu 20.04+
- Debian 10+
- WSL経由のWindows
- ハードウェア: 最小4GB RAM
- ソフトウェア:
- Node.js 18+
- git 2.23+(オプション)
- PRワークフロー用のGitHubまたはGitLab CLI(オプション)
- ネットワーク: 認証とAI処理にインターネット接続が必要
- 地域: サポート対象国でのみ利用可能
実行環境のインストール
WSLの有効化
検索にcmdと入力してコマンドプロンプトを起動し、以下コマンドを入力してWSLを有効化しました。以下コマンド実行後、管理者として承認をする必要があります。
wsl --install -d Ubuntu-22.04
WSL有効化後、念の為Windowsの再起動をしました。
再起動後、改めて検索からUbuntuと入力しWSLを起動し、パッケージの更新を行いました
sudo apt update ※アップデートが可能なパッケージのリストを更新
sudo apt -y upgrade ※パッケージの更新
nodeのインストール
nodeをインストールしておきます。
curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_22.x | sudo -E bash -
sudo apt-get install -y nodejs build-essential
node -v # v22.x が表示されれば OK
PATHを通す
なぜか、npmが実行できなかったので、.bashrcに追記し、PATHを通しました。
本来必要ないのかもしれませんが、ここも備忘として残しておきます。
$ npm list -g --depth=0 > ~/npm-global-packages.txt ※現在インストールされているグローバルパッケージの一覧を取得(バックアップ目的)
$ mkdir -p ~/.npm-global ※ホームディレクトリに.npm-globalディレクトリを作成
$ npm config set prefix ~/.npm-global ※npmのグローバルインストール先を~/.npm-globalに変更
$ echo ‘export PATH=“$HOME/.npm-global/bin:$PATH”’ >> ~/.bashrc ※PATHを通すために.bashrcに追記
$ source ~/.bashrc ※変更を反映
Claude Codeのインストール
いよいよClaude Codeをインストールします。
$ npm install -g @anthropic-ai/claude-code
作業用のディレクトリを作成し、Claude Codeを実行します。
$ mkdir ./001_test
$ cd ./001_test
$ claude
無事、立ち上がりました。やったー!
と、いうことで本記事においては、以上となります。
そして、ここまで書いてすでに3日前にほぼ同じブログが書かれていることに気づきました。
そしてキャプチャも多いので以下もご参考いただけますと幸いです。
なお、PATHが通らなかったという相違点もあるので、本記事は投稿して供養したいと思います。
本記事が誰かのお役に立てば幸いです。