#11 : Alteryxサンプルワークフロー「最寄りの店舗を探す」- Alteryx & Tableau 連携 Advent Calendar 2018
当エントリは『Alteryx&Tableau連携 Advent Calendar 2018』シリーズの11本目のエントリです。
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当エントリでは、Alteryx Designerの実行ワークフローサンプル「Find Nearest Store(最寄りの店舗を探す)」の内容を紹介します。
目次
「本日のテーマ」概要紹介
AlteryxとTableauはそのツール特性から非常に相性が良く、製品間それぞれにパートナー企業としての(特集)ページが設けられています。
本日は、Alteryx Designerの「Sample Workflows」にて展開されている「Tableau Starter Kit」の中で、「Spatial Analytics」配下の「Find Nearest Store(最寄りの店舗を探す)」というサンプルワークフローについて見ていきたいと思います。
このワークフローでは、空間情報に関するAlteryxツールを用いて、各顧客に於ける『(10マイル以内で)最も近い店舗』を調べる処理を行っています。結果はTableauワークブックに出力される形です。
ワークフローの全体像
サンプルワークフローの全体像は以下となります。
ワークフローを読み解く
入力データは計2つ。顧客情報(各行で緯度・経度情報を所有)と、
店舗情報(こちらは各行毎にSpatial Object(Point)を所有)が用意されています。
処理上部の前半では、Find Nearest Toolを使い「店舗情報(Spatial)から10マイルの範囲にある、最も近い位置に居る顧客情報(Centroid)」を探し出しています。
顧客情報については、入力データの時点で緯度経度の数値情報しか保持していないため、このままではFind Nearest Toolに指定する事が出来ません。そのため、Create Point Toolを使い、緯度経度情報をSpatial Object(Point)に変換させています。
一方下部の前半では、以下の様な処理を行っています。
- Multi-Field Formula Tool: TRIM()関数を用い、テキストデータフィールドの先頭/末尾スペースを除去
- Select Tool: 処理に必要な項目のみを選択、更には項目名のリネームを実施
- Formula Tool: 後続処理に必要なテキスト項目("Store Location"という値を固定表示)を用意
処理後半ではそれぞれ以下のツールを用い、アウトプットに繋げています。
- Union Tool: 上部・下部で生成されたデータを列名で結合し、Tableauワークブックへ出力
- Summarize Tool: 各店舗の顧客1人あたりの総顧客消費額、顧客数、平均距離、平均支出を計算し、Browse Toolで表示確認
ワークフローの実行・Tableauワークブックの内容確認
画面右上の「Run」ボタン、または「Control」+「R」のショートカットでワークフローを実行。抽出ファイル(.tde)を用いたTableauワークブック(.twb)が出力されました。
出力されたTableauワークブックを開いてみます。以下の様に「最寄りの店舗」情報を可視化したVizを確認する事が出来ました。
まとめ
という訳で、『Alteryx & Tableau 連携 Advent Calendar 2018 』11本目、「Find Nearest Store(最寄りの店舗を探す)」のご紹介でした。
引き続き、明日もお楽しみに!
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