Challenge #39: Trouble Shooting a Broken Macro ~壊れたマクロのトラブルシューティング~ – Alteryx Weekly Challenge

2019.01.15

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こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。

Alteryx Communityで公開されているWeekly Challengeに挑戦するシリーズ。今回はマクロのエラーを解決していきます。

動作環境

当エントリの執筆には、以下の環境を利用しています。

  • Windows 10 Pro
  • Alteryx Designer 2018.4.5.55178 英語版

Challenge #39: Trouble Shooting a Broken Macro

お題

今回挑戦するお題はこちら。

ワークフロー内に配置されているマクロでエラーが表示されています。このエラーを修復していきます。

ワークフローの作成

マクロを右クリックから「Open Macro」をクリックして、マクロを展開します。

ActionツールからText Inputツールに接続されていないため、接続します。

Filterツールのエラーを参照すると、「Open Date」が不明な変数となっています。

Filterツール以前の処理で使用されているツールを確認してくと、Selectツールで列名を指定する際、「Open_Date」「Close_Date」となっています。

Filterツールでは、「Open Date」「Close Date」のようにアンダースコアを使用していませんので、Selectツールで「Open Date」「Close Date」に修正します。

続いてはFormulaツールでは「Close Date」が不明な変数となっています。

Formulaツールの式を確認すると、「Closed」列の式に設定している「[Close Date]」が「[Close Date」となり、閉じる括弧が抜けています。また、「Open」列がString型になっています。こちらはFormulaツールで出力されているエラーとは関係ありませんが、この後の処理で計算を行う際にString型では計算が行えませんのであわせて修正します。

「Closed」列の「[Close Date」を「[Close Date]」に修正し、「Open」列のデータ型をInt32型に修正します。

これでエラーが表示されなくなりました。

マクロを保存してワークフローに戻り、実行すると、エラーが出力されました。ツール番号「11」にて、ソースに16レコード以上あるというエラーが出力されています。

マクロを確認していくと、ツール番号「11」はAppend Fieldツールでした。Append Fieldツールの設定にて、Warm/Error on Too Many Records Being GeneratedError on appends of more than 16 Records が選択されているため、エラーになっていました。

Allow All Appends に修正します。

マクロを保存して再度ワークフローを実行します。今度はエラーは出力されていませんが、データが表示されません。

Input側に用意されているデータを確認すると、「April 01, 2013」のように、「Month dd, yyyy」という表記になっています。

マクロ内の DateTimeツールで「Month dd, yyyy」からDate型に変換するよう修正します。

マクロを保存しワークフローを実行すると、今度はデータが表示されました。Output側に用意されている解答と一致することを確認して完成です。

最後に

今回はWeekly ChallengeのChallenge #39: Trouble Shooting a Broken Macroに挑戦しました。

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