Alteryx Serverで出来ることのまとめ – Alteryx製品別概要紹介 – #alteryx

2018.04.06

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セルフサービス分析を強力にサポートする製品「Alteryx」については弊社当ブログでも度々取り上げて内容を紹介していますが、近年は関連製品も増え、更にその守備範囲を拡大してきました。そこで改めてこのタイミングで、Alteryx各種製品の概要や関連情報について整理して紹介して行きたいと思います。

当エントリで紹介する概要の製品は「Alteryx Server」です。

目次

 

Alteryx Serverとは

Alteryx Designerを使い始めて暫く経つと、きっと作成したワークフローを共有したり、更なる有効活用を求めたくなることでしょう。Alteryx Serverはそんなユーザーの要望に応えてくれる機能群をサーバー環境として提供しています。

Alteryx Serverの機能・特徴としては以下の様なものが挙げられます。

  • エンタープライズスケーラビリティ(Enterprise Scalability)
  • 共有とコラボレーション(Sharing & Collaboration)
  • 分析的ガバナンス(Analytic Governance)

Alteryx Serverに関する概要説明動画が以下に公開されているので共有します。

 

主な製品機能・特徴

 

エンタープライズスケーラビリティ(Enterprise Scalability)

Alteryx Designerは利用ユーザーのデスクトップ環境にインストールして利用する事を想定したプロダクトです。処理対象となるデータ量や処理そのものが増えてくるとDesigner環境では管理も大変になってきます。

Alteryx Serverではその様な課題に対し、エンタープライズ分析を拡張し、データ集約型プロセスを時間を掛けずに洞察し、ガバナンスや分析機能を向上させるスケーラブルで信頼性の高いサーバーアーキテクチャを利用する事が出来ます。

  • スケーラビリティ:10人から数千人規模まで、ビジネスニーズに合わせてアーキテクチャを拡張可能
  • Designer環境よりも効率的にワークフローを実行できるフォールト・トレラントな環境を提供
  • ワークフロー実行のスケジュール化及び自動化が可能

参考情報

 

共有とコラボレーション(Sharing & Collaboration)

Alteryxには「Gallery(ギャラリー)」という仕組みがあり、このGalleryに作成したワークフローやアプリケーションを共有・公開していく事で、APIやマクロを使用して他のアプリケーションにデータを直接拡張する事が可能となります。安全かつ集中管理されたリポジトリで作業を行う事でコラボレーションを改善する事が出来ますし、バージョン管理機能が組み込まれているので必要に応じて変更を追跡・ロールバックして対応する事も可能です。

ちなみにこのGallery機能については、アカウントを作成(無料)すれば誰でもアクセス出来る「Public Gallery」と、Alteryx Server内の機能として限定されたユーザーのみが利用する事の出来る「Private Gallery」が存在します。Public/Privateと書きましたが、より用途に即した形だと「Public=SaaS版」「Private=社内環境版」とした方がしっくり来るかも知れません。環境については利用用途に応じて使い分けてください。

参考情報

 

分析的ガバナンス(Analytic Governance)

エンタープライズレベルのデータ分析を展開し、複数のチームを共同で管理していくような規模感ともなるとリスクやダウンタイムを削減するための対策を立てて行く事が求められます。Alteryx Serverを活用する事で、既存のITガバナンスコントロールを崩す事無く、一元化された分析ワークフローの開発と管理が可能となります。

  • 集中管理・監視のための機能を提供
  • 内蔵の自動リカバリ機能によりダウンタイムの心配が不要に
  • 認証・認可・暗号化プロトコルを使用する事によりエンドユーザーのアクセス権を適切に制限

参考情報

 

その他

弊社当ブログの以下シリーズにて、Alteryx ServerのGalleryにおける管理者用機能の解説を行っています。

また、上記内容を含めてAlteryx Serverに関する諸機能の解説エントリをまとめています。合わせてご参照ください。

 

まとめ

以上、Alteryx Serverに関する概要紹介でした。

デスクトップツール(Designer)で業務改善出来たら次のステップはそのノウハウを横展開(Server)に...というのはある意味自然な流れかと思います。Alteryxプロダクトにおいてもその辺りは抜かり無く考えられており、Alteryx Serverの諸機能を活用していく事で業務改善・効率化活動を加速させて行く事が可能です。Designer導入後の「次のステップ」として、Alteryx Serverの導入も是非ご検討頂ければと思います。

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