Alteryxで不要な行を削除する

2019.01.22

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こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。

今回はAlteryxで不要な行を削除する方法についてご紹介いたします。

不要な行を削除する

フィルタリングする

Filterツール(Preparation -> Filter)では、条件を指定してデータをフィルタリングすることができます。

Filterツールでは、条件に合致したデータと合致しなかったデータに振り分けて出力します。特定の文字列や、指定の数値以上/以下などの条件の指定が可能です。

以下のデータで試してみます。

「Item」列が「shiomame」になっているデータを取り除きたいという場合、Item Does not equal shiomame (「Item」列が「shiomame」ではない)と指定します。

T (True) には条件に合致したデータが出力されます。「Item」列が「shiomame」となっているデータが取り除かれています。

F (False) には条件に合致しないデータが出力されます。「Item」列が「shiomame」となっているデータが出力されています。

Record # で指定する

Select Recordsツール(Preparation -> Select Records)では、行番号を指定してデータを表示することができます。

Resultsウィンドウでデータを確認すると、Record # が左端に用意されています。Select Recordsツールでは、「Record #」にある番号で、表示するデータを指定します。

「Item」列の「shiomame」を取り除きたいという場合、「Record #」は「4」となっています。

「4」以外を表示するように、「-3」(「Record #」が「3」まで)と「5」を設定します。

出力を確認すると、「Item」列の「shiomame」以外が表示されています。

一意のデータに絞り込む

Uniqueツール(Preparation -> Unique)では、一意のデータに絞り込むことができます。

Uniqueツールでは、指定した列を参照し、データが重複していた場合は一意のデータと重複したデータに分けて出力します。

以下のデータで試してみます。「Year」列で年が分かれていますが、「Item」列を参照すると「mame」「shiomame」「ichigo」がそれぞれ3つずつあります。

Uniqueツールで「Item」列を選択します。

U (Unique) の出力を確認すると、「Item」列の「mame」「shiomame」「ichigo」が1つずつになっています。

D (Duplicates) の出力を確認すると、重複したデータが出力されています。

指定の行数をスキップする

Sampleツール(Preparation -> Sample)の Skip 1st N rows を使用すると、1行目から指定の行数をスキップすることができます。

以下のデータで試してみます。

Sampleツールには、Skip 1st N rowsN = 5 を設定します。

出力を確認すると、元のデータの6行目以降のデータのみ出力されています。

最後に

今回はAlteryxで不要な行を削除する方法についてご紹介しました。

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