[Alteryx]ポイント作成ツールを利用して座標系変換をしてみた

Alteryxの「空間」カテゴリのツールを触ってみたいと思い、今回は「ポイント作成ツール」を利用して座標系変換をしてみました。
2019.02.13

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

こんにちは。DI部の大高です。

Alteryxの「空間」カテゴリのツールを触ってみたいと思い、今回は「ポイント作成ツール」を利用して座標系変換をしてみました。

前提条件

Alteryx Designerは「Alteryx 非管理者 Designer / Version 2018.4.5.55178」で検証しています。

ポイント作成ツールについて

「ポイント作成ツール」を利用するとX座標(経度)とY座標(緯度)の入力から空間オブジェクトを作成することができます。

「ポイント作成ツール」のヘルプページはこちらです。

ポイント作成ツール

では、具体的に以下で解説していきます。

ワークフローの説明

「テキスト入力ツール」でサンプルのX座標とY座標を入力し、「ポイント作成ツール」で座標系変換をしながら空間オブジェクトに変換して「閲覧」ツールで結果を表示します。

「テキスト入力ツール」の設定

「テキスト入力ツール」では、以下のようなサンプル座標を設定しています。

カラムはXYを用意し、平面直角座標系(9系)における弊社の岩本町オフィスの座標(-33899, -5078)を設定しています。

なお、座標の確認には「M'z Room」様のツールを利用させて頂きました。

平面直角座標 ⇔ 緯度・経度変換 with Google Map

「ポイント作成ツール」の設定

「ポイント作成ツール」の設定は以下の通りです。

Xフィールド、Yフィールド

ここで私はハマったのですが、2019/02/13現在、フィールドの指定をXとYを逆に指定しないとうまく座標系変換ができないようです。ですので、今回はXとYを逆に指定して設定しています。

座標系

今回は座標系変換をしたいので、「フィールドの値は投影座標系・Float(浮動小数点数)」を選択し、「...」をクリックします。「投影法」の設定ダイアログが開くので、平面直角座標系の9系である「JGD2000 / Japan Plane Rectangular CS IX」を選択して「OK」をクリックします。

「閲覧ツール」の設定

こちらは特に設定を行っていないので省略します。

実行結果

設定は以上です。実際にこのワークフローを実行すると「閲覧ツール」で以下のように地図が表示されます。

想定どおり、岩本町オフィスの座標にポイントがプロットされています!

まとめ

以上、「ポイント作成ツール」を利用した座標系変換のご紹介でした。

測地系が「WGS84」ではない座標データを一括で変換したい場合に活用できるのではないでしょうか。

それでは!

Alteryxの導入なら、クラスメソッドにおまかせください

日本初のAlteryxビジネスパートナーであるクラスメソッドが、Alteryxの導入から活用方法までサポートします。14日間の無料トライアルも実施中ですので、お気軽にご相談ください。

alteryx_960x400