未来のデータサイエンティストを育てる”Alteryx for Good”プログラムについて #alteryx_ug
『Alteryx User Group in Tokyo Advent Calendar 2018』17日目のエントリは、tamaによる『AlteryxでSpotify APIの認証をやってみた』でした。
- Alteryx User Group in 東京 Advent Calendar 2018 - Qiita
- Alteryx User Group in 東京 Advent Calendar 2018 | シリーズ | Developers.IO
シリーズ18日目の当エントリは、『Alteryx for Good』についてご紹介します。技術的な内容ではないので箸休めにこんなこともしているんだと思っていただければと思います。
目次
Alteryx for Goodとは?
Alteryxが提供する非営利団体、大学などの教育機関に対してデータサイエンスとアナリティクスの通じて貢献をしていくプログラムです。
目的
- 学生が将来のためのデータスキルを向上
- 先生たちが最新の技術発達を用いて生徒へナレッジ提供
- 非営利団体でボランティアの方々へのプログラムを向上させるための分析利用
カテゴリーとしては、教育現場(学生、教授)、非営利団体、ALTERYX FOR GOOD CO-LABです。
教育現場向け
学生の方々
学生の皆さん、現在の専攻から『データ分析なんて関係ないからな〜...』なんて思わないでください。 データは必ず企業や生活の身の回りなど至る所に存在しているので何かしら役に立ちます。 (私もゴリゴリの文系大学出身ですが、色んなことがあり現在はデータ分析に関わっています)
データサイエンスやデータアナリティクスのスキルを求める企業は2020年には全ての30%、更にその40%はその人材を見つけられていないと言われているそうです。 Alteryxはスキルアップと今後のキャリア形成をサポートするために、なんと申請ベースで無料ライセンスを提供しています。
将来何をしようか悩んでいたり、新しいことにチャレンジしたい...等考えている方がいましたら、このプログラムを活用してみてはいかがでしょうか?
先生の方々
最新のデータサイエンスとアナリティクスの技術を、クラスの生徒に教えたいと考えている先生の皆さん、Alteryx for Goodのプログラムを活用してください。すでに100以上の教育機関でAlteryxをカリキュラムに取り入れています。 通常の授業から研究室まで分析のライフサイクルを活用して生徒たちは学んでいくことができます。 初めてデータ分析を教えるレベルからモデルの作成までの開発まで補うことが可能です! カリキュラムに取り込みたい先生たちは無料でDesignerをご利用いただけます。
実際にAlteryxを教育の一環として導入している大学
- スタンフォード大学
- カリフォルニア大学
- カリフォルニア大学バークレー校
- ミシガン大学
- ハーバード大学
- テキサスA&M大学
- シドニー大学 など...
スプレッドシートやソーシャルメディア、クラウドのアプリ、パブリックデータセットなどを連携させ、データのクレンジングからビッグデータ分析をコードフリー&コードフレンドリーの環境で学ぶことができます。 データサイエンスや分析のスキルセットは今後必須条件ともなり得るのではないかと思います。 部署関係なく、エンジニアリングからビジネス側でも必ず役に立つこと間違いなしですね。
- Alteryx for Good Teams Up with UVA to Support STAT 4559
- UO SOJC partners with Alteryx, comScore and Shareablee to give students media analytics experience | Journalism and Communication
- How the University of Dayton uses Alteryx to boost retention rates and improve student life
専攻とAlteryxで学べること
Alteryxで学べることはたくさんあります!
経営・経理学
- ビッグデータ分析
- 予測分析
エンジニアリング
- インダストリアル・エンジニアリング
- トランスポーテーション
コンピューターサイエンス
- データサイエンス
- データアナリティクス・ビジュアライゼーション
- 機械学習
- プログラミング
- クラウドコンピューティング
- データマイニング
データアナリティクス
- 経済
- 経営
- 確率理論とアプリケーション
- プロセスマネージメント
- マネージメント分析
- マネジリアル・エコノミクス
- データビジュアライゼーション
- ビッグソーシャルデータ分析
地理学
- 空間情報分析
- 地図情報サイエンス
ビジネス
- 経営管理
- マーケティング
- サプライチェーン
- 政策評価
- エンタープライズサービス
- マネージメント情報システム
- ビジネスマネージメント
- ビジネスアナリティクス
- 予測・処方的分析
- 空間情報
- ソーシャルメディアアナリティクス
その他
- 定量生態学
- 心理学
- エンタープライズビジネスインテリジェンス
- 機械学習
- 回帰分析
- アグリビジネス (農業関連産業)
- エネルギー需要
- 資源・環境経済学
- ソーシャルメディア分析
- スポーツ分析
- ソーシャルサイエンス
申し込み方法
生徒向け申し込みはこちらのページから
先生向け申し込みページはこちらから
- ※エデュケーションライセンスは、1年単位で申請が必要となります。
- ※Alteryx DesignerをWindowsマシーン (Boot Camp を使って Mac に Windows をインストールする
- Apple サポート Boot Camp を使って Mac に Windows をインストールする
- Apple サポート、またはParallelsのようなバーチャルマシーン上)をご用意ください。
非営利団体向け
非営利団体の皆さん、新しいデータ・ドリブンの世界 募金プログラムの最適化、予算配分をより効率よく、寄付者や補助金投与者とのコミュニケーションをより効果的に、ボランティア人員の維持などにデータサイエンスとアナリティクスは有効活用することができます。 集計やリスト作成にExcelを利用して何時間も無駄な時間を費やしていないですか? AlteryxとAlteryx for Good Co-Labのボランティアチームがサポートします!
非営利団体にとって分析が活用できる5つの方法
1. より多くの寄付者を増やす
財務や地理的セグメンテーション、分析による資金調達の成果の予測、モデリングの最適化など、予定されている寄付者の人口統計に関する分析を展開します。 米国国勢調査データのようなパブリックデータセットを使って内部データに人口統計分析加えることさえできます。
2. 既存寄付者とメンバーからの価値を活かす
メンバーシップエンゲージメント、更新、さらなるクロスセルのできるメンバーシッププロダクトのパターンやオポチュニティの分析によって、一回の寄贈品から定期的なドネーションに変更したり、どこ・誰にターゲティングするか、など組織やプログラムに活かせます。
3. 寄付者や補助金投与者のメンバーと一緒に分析を
団体のメンバーや資金提供者はあなたのプログラムが効果的であり、生活を豊かにし、非営利団体の目的に沿っているのかを知りたいと思っています。 Alteryxでは迅速に複数データソースを統合し、プログラムの成果やクオリティ、費用対効果をメトリクスやレポートでスピーディーに表現することができます。
4. 経費と予算配分の結果を通知する
従来の財務報告書は工数削減が難しいと言われています。プログラムの成果にどのような投資がプラスまたはサブパラメントの影響を与えるかを確認するには、財務実績と業績を関連付ける必要があります。その後、資金の使用を最大限にするために費用をより効果的に配分をしていきます。 財務データと業務データをシステム間で結びつけて、効果的な投資と成果を向上させるとともに、改善すべき分野を理解することができます。
5. スタッフとボランティアリソースを最大限に有効活用
ボランティアは貴重なリソースです。 ダッシュボードとレポートを使用することで、効果を発揮してエンゲージメントを推進できます。 人口統計学の分析は、ボランティアの変更を向上させる強力なツールを提供することができ、ボランティアが適切なプログラムや機会に適合するように空間分析を行うことができます。
申し込み方法
アメリカの501(c)団体や認可を受けている非課税の国際非営利団体がAlteryx for Goodのプログラムに参加できます。
- Organizations with income less than $10 million, get a donated, Alteryx Designer license from Alteryx for Good
- Organizations above $10 million USD may qualify for a discount on Alteryx products
お申し込みはこちらから
ALTERYX FOR GOOD CO-LAB
Alteryx for Good Co-Labは、Alteryxの社員、顧客、パートナーによるボランティアネットワークです。教育現場の方々、非営利団体の方々と協力してデータ分析を繁栄させるため、次世代のデータサイエンティストやアナリストの開発を支援しています。 AFG Co-Labのボランティアは、有効的なデータを準備したり、スタッフや学生を訓練するための特定のツールや機能についての知見を提供したり、組織のイニシアチブを促進する分析ライフサイクルを向上するための活動を有志の人たちで社会貢献を目的としています。 ボランティアを見つけ、コラボレーションを強化しましょう。
教育現場や非営利団体のかたで、CO-LABのボランティアが必要の場合は『Alteryx for Good Co-Lab』にお問い合わせください。(現在は英語のみ) その他にも Alteryx Communityにはたくさんのコンテンツやワークフロー、アナリティクステンプレートが用意されています。
最後に
本国のアメリカでは教育現場だけでなく、新入社員などにデータ分析を始める際にAlteryxとTableauをセットで使って学んでいくと聞いたことがあります。 日本でもこの活動が広がっていったら面白いなと思いました!
明日はTruestar Voさんによる『ゲレンデ情報をAlteryxを使って調べてみた (Insight Tool編)』の予定です。
明日もお楽しみに!
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