Lookerのメニュー構成確認&Lookerでのデータ探索入門 #looker

2019.04.23

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先日(2019/04/22)にLooker初エントリを公開しましたが、偶然(?!)なのかタイミング良い形でLookerの日本語公式サイトもオープンしておりました。URLは以下となります。

ということで当エントリの本題です。Lookerでは実に様々なオペレーションや設定が行えますが、ざっと見た感じだと結構ボリューム感があるので一度どんなものがあるのか全容把握をしてみたいと思います。また、公式サイトに「入門(Getting Started)」ページが幾つか用意されていましたので、その中の一番初歩的なものについて、実際に用意されている環境を使って操作感を試してみました。当エントリはそれらの内容を紹介したものとなります。

目次

 

メニュー構成確認

まずはLookerのWebサイト(Looker社がホストしている環境にドメインを用意して頂いた状態)にログインします。Lookerの機能・状態をフルに確認してみたかったのでログインユーザーは管理者権限を有するもので行いました。(Lookerを利用可能なユーザーの作成については別途エントリを改めてご紹介したいと思います)

所定のドメイン(Lookerの場合、ユーザー個人でまずはトライアル機能を活用して...という形では無く、所定の手続きを経た後、企業単位でドメイン及びワークスペースが用意される形となります)にブラウザアクセスし、メールアドレスとパスワードでログイン実施。

ログインが完了すると、以下の様なメニュー構成・レイアウトで画面が表示されます。何やら色々と辿るところがありそうですね。ざっと見ていきましょう。

 

Browse

[Browse]及び画面左端のメニューは同じ内容となっています。この部分のメニューは、保存したコンテンツを辿ることが出来るものとなっているようです。

 

Explore

[Explore]は各種「探索」を行うためのメニューとなっています。

"Find an Explore"のテキストボックスから罫線で区切られている部分までが、LookMLを介して作成したモデルを一覧表示する領域となっています。所定の記法・編集方法でモデルを作成すると、ここにその内容が表示されるようになり、Exploreメニューを介してスムーズな探索作業が行える...という仕組みになっている模様。

Lookerのヘルプセンターに以下の様な「ベストプラクティス」が載っていました。この辺、上手く使いこなすことで作業の効率も図れると思うので、どこかで読み込んでみたいと思います。

[System Activity]のメニューでは、Lookerの管理者機能としてLookerインスタンスに関する使用状況とパフォーマンスに関する情報を探索し、内容を確認する事が可能となっています。

 

Develop

Lookerでは、モデルやビュー等を作成・開発する際に利用出来る様々な「便利機能」が用意されています。それらの機能がこの「Develop」メニューに集約されています。

 

Admin

[Admin]メニューでは、その名の通り管理者が様々な設定・制御を行うための管理メニューが実に多彩に用意されています。

General

Looker全般の設定に関するもの。

System Activity

[Labs]機能に含まれる「System Activity Model」の設定を有効化する事で利用出来るようになる機能。それぞれの利用状況などをビューで確認することが出来ます。

Users

ユーザー及びユーザーに関連するものを取りまとめている設定。アクセス制御に関する設定もここで行えるようです。

Database

データベース接続に関する設定を取りまとめている部分。

Scheduler

Lookerではコンテンツやデータソースに関する作業のスケジューリングを行う事が出来ます。関連の設定を取りまとめているのがこちらの項目となります。

Platform

Lookerはプラットフォーム上で他アプリとの連携等も行う事が出来、関連設定項目がこちらにまとまっています。

Authentication

Lookerを利用する際に連携可能な認証周りの設定項目です。

Server

その他環境・サーバー周りの設定項目です。

 

Help

Looker利用の際に助けとなりそうな情報がまとまっているメニューです。Lookerのバージョンについてもここで確認することが出来ます。

 

User Account

ログインユーザー固有の設定を取りまとめているメニューです。

 

データ探索入門実践

メニュー構成については、上記までの内容でざっくりではありますがどんな項目があるのか、把握出来ました。続いて、Lookerでデータを探索するアクションはどんな感じで行えるのか、実際に画面操作して見たいと思います。

Lookerにログイン後、[Explore]メニューからECサイトデータの任意のExplore項目を選択。ここでは「(1).オーダー、アイテム、ユーザー関連」を選択しました。

画面が作成済みモデルの探索画面に遷移しました。オーダー配下の返品Date:Monthを選択。この「Month」は対象項目である「返品Date」の表示粒度を示すものとなります。選択を行うと[DATA]領域にカラムが表示されました。

続いて、メジャー(MEASURES)配下の「粗利益」と「総売上」を選択。前述の「返品Date」はディメンションとなります。「ディメンション」及び「メジャー」はそれぞれ項目の"値の在り方"、"属性"を示すものとなりますが、意味合いとしてはTableauで使われているものと同義なので詳細な解説は割愛します(←手抜き)。

Lookerでは内容をフィルタリングする事が可能です。返品Dateのカラム行、右端の方をマウスオーバーすると以下のように[FILTER]というボタンが表示されるのでクリックすると、[FILTERS]領域に条件が追加されます。

ここでは、既存表示されていた「受注Date」と条件を合わせて、いずれも「過去12ヶ月」という条件としました。[Run]ボタン押下でデータをクエリします。

結果が[DATA]領域に表形式の形で出力されました。

[VISUALIZATION]領域を開いてみます。Lookerが自動選択する形で、任意の表示形式でグラフが表示されていました。

表示形式はアイコンをクリックするだけで見せ方を変えることが可能です。また、設定で表示の細かいカスタマイズも行えます。

 

まとめ

というわけでLookerプラットフォームのメニュー項目確認&データ探索実演内容のご紹介でした。こうしてみると実に様々な事が出来そうだな、という事が分かりますね。ブラウザで諸々の操作が行えるというのもお手軽で良いと思います。引き続きトピックやテーマ毎に内容を掘り下げて紹介していきたいと思います。

参考情報