[レポート]  ハンズオン/テーブル計算(Table Calculations)機能 – Looker:JOIN 2019 at San Francisco #looker #JOINdata

[レポート] ハンズオン/テーブル計算(Table Calculations)機能 – Looker:JOIN 2019 at San Francisco #looker #JOINdata

Clock Icon2019.11.30

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現地時間2019年11月05日〜07日の期間、米国サンフランシスコで開催されているLookerの年次カンファレンスイベント『JOIN 2019』。今年2019年のイベントは、弊社から3名のメンバーが現地参戦しました。

参加レポート各種については下記シリーズをご参照ください。

当エントリでは、その中からハンズオンセッション『Hands-on Lab: Level Up: Advanced Table Calculations(ハンズオンラボ:テーブル計算 応用編)』の内容について参加レポートをお届けします。

目次

 

セッション概要

セッションの概要は以下の通りです。

[登壇者情報]:
・Emma Ware (Training Content Developer / Looker)

[セッション情報]:
Hands-on Lab: Level Up: Advanced Table Calculations
(ハンズオンラボ:テーブル計算 応用編)

So, you think you know table calculations? If you’re ready to take it up a notch, this session will take you deeper into table calculations functionality. You’ll learn to highlight values in visualizations, calculate offsets for period-over-period analysis, and much more. Get ready to learn exciting Looker expressions and a few advanced use-cases that you’ll want to start using right away.
(あなたはテーブル計算をご存知ですか? ワンランク上の準備ができている場合は、このセッションでテーブル計算機能の詳細をご覧ください。 ビジュアライゼーションで値を強調表示したり、期間ごとの分析のためにオフセットを計算したりなどを学びます。 すぐに使い始めたいエキサイティングなLooker式といくつかの高度なユースケースを学ぶ準備をしてください。)

 

セッションレポート

 

テーブル計算で何が出来るのか

  • Excel関数と同様に、データテーブルのデータに対して変換を実行出来る機能。
  • レポートに含まれる(レポート上で扱っている)フィールドのみを参照可能
  • Looker expressions (Lexp)に準拠
  • アナリストの助けを借りずに、オンザフライで独自の計算を作成する簡単な方法として用いる事が出来る

基本的な機能だけだと、データ間のトレンド、全体像としての傾向を示す事が出来ないが、テーブル計算を使う事で、前年比の指標、積算合計、変化率は、データがどこに向かっているかを示す事が出来る。

可視化においてもテーブル計算は利用可能。基本機能だけでは値の変化・選択が難しい場面があるが、条件付きロジックを使用して値を選択的に強調表示し、最も関連性の高いデータに注目させる事が出来る。

また、『予測』にもテーブル計算を活用可能。データが欠落していたり、現状のデータから『今後どうなるか』という、予測を行いたい場合も、現状ある値を使って欠けている部分を埋めたり、予測を作成することが可能となる。

 

テーブル計算実践

前述の概要で説明に用いたテーマを使い、実際にテーブル計算機能の利用・実践を行いました。

1.年ごとに1つの集計メジャーがあります。 より意味のある分析を取得するにはどうすればよいですか?

  • offset()を使って前年比の変化を取得
  • offset_list(), running_total(), row(), sum()を使ってトレンドの全体像を作成

2.視覚化において特定の1つの値を強調したい

  • if(case, yes, no)を使って値を生成、VizのCondition Formattingと併用して強調表示させる

3.世界経済がどこに向かっているのかを把握するためにGDPの値を予測したい

  • 既存保持している値を使用して予測ラインを作成
    • ハンズオンでの例ではシンプルな線形外挿法(linear extrapolation)を用いていたが、より複雑な近似も適用可能
    • offset()関数からの最近の値を使用して、全体的な変化の感覚を掴む

 

どうすればもっと学ぶことが出来るのか

テーブル計算に関するその他の学習リソースは以下。

 

まとめ

以上、Looker:JOIN 2019ブレイクアウトセッション『Hands-on Lab: Level Up: Advanced Table Calculations(ハンズオンラボ:テーブル計算 応用編)』の参加レポートでした。

当エントリで紹介したテーブル計算(Table Calculations)機能も、Lookerを使って分析・可視化を行う上ではとても役に立つものとなっています。その他の機能と併用して使いこなしていきましょう!

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