「お題ワークフローの作成」にチームで挑む! 第6回 Alteryx User Group in 東京 を開催しました #alteryx_ug

2018.11.21

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Alteryx User Groupの催しも今回で第6回を数えるまでになりました。過去開催の内容については以下シリーズやイベントの情報をご参照ください。

今回の『第6回』については、これまでの過去5回の"登壇者による発表"形式では無く、参加者実践型の内容で実施してみる事にしました。当エントリではその内容についてレポートしたいと思います。

目次

Alteryxの『Weekly Challenge』とは

今回のテーマとして取り上げた『Weekly Challenge』とは、Alteryx Communityで展開されている『企画』の1つで、あるテーマに沿って作成された情報(主にインプットとアウトプットのデータ)を元に、『この入力からこの出力を生成・加工するためのAlteryxワークフローを作成せよ』という"お題"を解いて楽しむ、Alteryxのスキルアップを向上させる取り組みです。企画そのものの内容については以下エントリをご参照ください。

また、先月辺りから当ブログでもこの『Alteryx Weekly Challenge』に取り組んだ内容をブログ化していく流れも出来始めました。参戦するメンバーも増え始め、徐々に本数も蓄積されてきています。『お題は同じでも解く人が異なれば回答も異なる』という事で、同じテーマを別の人が解く(その内容をブログ化する)というケースも出て来て面白い事になっています。

今回のユーザー会では、この『Weekly Challenge』を実践してみるのをやってみてはどうか、しかもチーム戦で。という思い付きから実現してみた形となります。既存の"お題"を活用して臨むという方法もあったのですが、そこはありきたりでは面白くないだろうという事でオリジナルの問題を作って臨む事に。問題作成者はアジア及び日本国内唯一のAlteryx ACE:じょんすみすです。

イベントレポート

ここからはイベント開催当日の内容をお伝えします。

チーム決め・お題発表

第6回ユーザー会の開催会場は弊社クラスメソッド岩本町オフィス。当日は15名程の参加者にお越し頂く形となりました。人数的にちょうど良い感じの構成を取るために、弊社Alteryxチームメンバーも数名参加。『Alteryxの経験年数・期間』をヒアリングする形で、戦力が均等になるようにチーム分けを行い、各チーム毎に席替えをしてもらいました。

チームディスカッション・ワークフローの作成

この日出題された"お題"は合わせて3つ。(※お題ワークフロー自体は下記URLからダウンロード可能です。)

内容としては、都道府県毎に分類された統計情報(フォーマットは御覧の通り...)を所定のサマリーされた形に整える、というもの。こちらが入力データで、

こちらが出力データ、計2パターン。表示内容は似ていますが、『全国版』と『都道府県別版』でデータの括りが異なっています。

なお、実践にあたっては以下のルールが事前に設けられていました。(プログラミング計のツールを使ってしまえばある意味『何でもやりたい放題』な部分もあるだろう、との判断でしょうか)

制限時間は1時間。チーム間での自己紹介を行った後は早速ワークショップ開始。やり方・進め方はチームによって様々でしたが、いずれのチームも議論が白熱していました。

今回のこの企画を立ち上げるにあたり、懸念していた1つのポイントは『ワークフロー作成をチームで行って、果たして盛り上がるかどうか』というものがありました。なにぶん初めての試みなので、進行なども含めて今回の企画は全てがチャレンジでしたが、スタッフが助け舟を出す事も特に無く、チーム間で良い感じに会話が弾み議論が盛り上がる様を見て、進行の途中段階で『あ、これは上手く行ったな』と思える状況だったと思います。

データを見て頂けると分かりますが、中身(というよりフォーマット)が『この手の作業をしている人にとっては(あるある)』な内容で、いざ処理を施してみて解決した...かと思いきやところどころに潜む罠、罠、罠。ところどころで湧き上がる『うわ、まじか...!』『じょんすみ、いやらしいぃぃ』の声に、出題者として"してやったり"の満面の笑みを浮かべるAlteryx ACEの姿がそこにありましたw

イベントの最中には、Alteryx Japanの並木さんもサプライズで登場。

次々に課題をクリアしていくチームもあれば手こずるチームも。制限時間の1時間はあっという間に過ぎていきました。(※並木さんは各チームのやり取りを眺めつつも、購入した新品iPadの"開封の儀"を執り行っていました)

ワークフロー発表

暫しの休憩を挟み、各チーム5〜10分程度の持ち時間で作成したワークフローの発表を行いました。出来上がったワークフローはまさに千差万別。不要な文字列の取り除き方、最終的なデータの整形方法など、使うツールやその順番を含めて見事に異なっていました。『我々のチームはこうしました』という解説部分については会場からもどよめきや頷きの声が挙がっており、色々と勉強になる部分も多かったように思います。

出題者からの総評コメント

各チームからの発表の後は、本日の"お題"作成者であるじょんすみすから『どういう視点でデータを見て、問題を考えたか』という部分についてトーク。『いやらしいのは私では無く元ネタがそもそも(ry』等のコメントを挟みつつ、普段あまり使わないようなツールを踏まえてデータを作成してみたりといった"Alteryx ACEらしい"じょんすみす節でイベントを締めました。

サプライズ参加されたAlteryx Japan並木さんから『お土産』としてAlteryx関連グッズを頂きましたので、参加者全員に特製ステッカーセット(A4サイズに豪華8点!)を、そして1位のチームとじょんすみすが一番印象に残ったチームの計2チームの参加者にはスマホアクセサリー(落下防止用)がプレゼントされました。並木さん、ありがとうございます!!

まとめ

という訳で『第6回Alteryx User Group Tokyo 東京』開催レポートのご紹介でした。

じょんすみすの『締め総括』の後は引き続き懇親会となりましたが、こちらの時間も参加者各位、非常に盛り上がっていました。ワークフロー作成で高まった思いがそのまま懇親会へと持ち越されていたようで、皆さんの満足度も高かったのでは、と思います。

文中にも書きましたが、今回の『Weekly Challengeチーム戦』は企画・試みとしては成功だったのではと思っております。普段あまり"チームでワークフローを作成"する事がないケースが多いので、今回の様な形でチームでディスカッションしながらワークフロー作成を進めていくのは色々と勉強になる部分も多かったのでは、と思います。何より会場全体が盛り上がっていたのが印象に残っており、またスタッフとしても嬉しい限りでした。『Weekly Challenge/ワークフロー作成大会』的な催しは今後も継続して&開催方式を変えて、時折挟んで行く方向で行っていきたいと思います。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!

また、このイベントの懇親会で話してた流れの中で、『アドベントカレンダー』に関する企画も始動する事が決まりました。詳細に関しては追って当ブログでお伝えして行きたいと思いますので、是非お楽しみに!!