Tableau 10.5新機能:Tableau Server サブスクリプション(メール配信)が便利になりました #tableau
Tableauの最新バージョンとなる『10.5』が先日(日本時間:2018/01/11)いよいよ正式リリースとなりました!Developers.IOでは下記シリーズにてベータ版の時点からその機能詳細について内容を紹介してきましたが、引き続き未着手の機能について紹介していきたいと思います。
Faster. Bigger. More flexible. Tableau 10.5 is here! https://t.co/YVGzKkRBgH pic.twitter.com/zA6yY5Bjlw
— Tableau Software (@tableau) 2018年1月11日
当エントリで紹介する内容は『Tableau Server サブスクリプション(メール配信)機能の改善』です。
Tableau Server サブスクリプション(メール配信)機能の改善
Tableau 10.5で新しく追加されたサブスクリプション(メール配信)に関する機能は『サブスクリプションのメッセージ』『グループ単位でユーザーをサブスクライブ』の2点です。
※Tableau Serverサブスクリプションの機能を利用するにはSMTPのセットアップが為されている事が条件となります。
サブスクリプションに『メッセージ』が付与出来るようになりました
まず紹介する新機能はこちら。サブスクリプションを設定する際、新たに『メッセージ』が付与できるようになりました。サブスクリプションメニューを展開すると以下のように項目が増えている事が確認出来ます。
以下の様な形で値を入力してみます。
送信対象と送信する旨設定を行い、サブスクリプション設定作業を完了させます。
送信スケジュールのタイミングを経て受信内容を確認する事が出来ますが、ここではすぐに確認したかったので対象スケジュールの『今すぐ実行』を行いました。
受信内容。設定した内容がビューの配下に設定されている事が確認出来ました。改行については無効化されてしまっているようですね。
グループ単位でユーザーをサブスクライブ出来るようになりました
もう1つの新機能が『グループ単位でのユーザーのサブスクライブ』です。
これまでのバージョンでは、送信先の指定は『ユーザー』個別でしか行えない形となっており、メーリングリスト的な形で複数ユーザーに送信を行いたい場合は個別にユーザーを人数分指定しなければなりませんでした。2〜3名ならまだしも、数が多くなってくると非常に手間となってしまいます。この部分を改善・効率化する事が出来るのが当項で紹介する機能となります。
この機能は『グループ』の概念をサブスクリプションに適用する事で実現可能です。『グループ』メニューで『新しいグループ』を選択し、
任意のグループを新規作成。
グループの詳細画面に遷移し、『ユーザーの追加』ボタンを押下。
送信対象に含めたいユーザーをグループに追加します。
サブスクライブの設定の際は、(こちらも)新設された『グループのユーザーのサブスクライブ』を選択。
補完入力も効くこちらのフォームで対象となるグループを選択します。
あとは既存の流れでサブスクライブを設定するだけです。送信先が『グループ』のユーザー達となり、少ない設定で多くのユーザーを送信対象とする事が出来るようになりました。
まとめ
という訳でTableau 10.5の新機能『Tableau Server サブスクリプション(メール配信)機能の改善』に於ける新機能2点の紹介でした。サーバーに負荷を掛ける事無く、数多くのユーザーにVizの内容を共有する事が出来るサブスクリプション機能がこれで更に便利に使いやすくなりますね。