「Tableau分析戦略」策定のためのヒアリングポイント〜『概要&役割と責任』編〜 #tableau

先日のブログでも紹介しましたTableau社によるベスト・プラクティス集『Tableau Blueprint』。

当エントリでは、その中から分析業務をどの様にして推し進めていくかを検討していく部分にフォーカスを当てたトピック『Tableau Analytics Strategy(Tableau分析戦略)』に関してその内容をまとめて見たいと思います。

目次

 

はじめに

分析への投資を成功させるためには、対象となる組織に対して明確に定義されたビジョンが必要となります。また、「データ主導型」の意思決定を促進するために、短期的及び長期的な目標を理解し、組織全体から意見を募ることも不可欠です。

戦略は、人・プロセス、そして変更管理をカバーする必要があり、以下のポイントを含みます。

  • 即時のビジネスユースケースの特定
  • 役割と責任の定義
  • 成功の測定と影響を評価するためのリズムを確立

組織全体から貴重な情報を収集することで、分析をスムーズに展開し、戦略を成功に導く事が出来ます。Tableau Blueprintでは、この情報収集を円滑に行うために『Tableau Blueprint Planner』というヒアリングシートを提供しています。

 

発見のプロセス

このヒアリングシートを解説するにあたり、まずはじめに「役割や責任」「エンタープライズアーキテクチャ」「ビジネスチーム間のデータと分析の使用」について、スポンサーや各種利害関係者からの情報や展望を収集するための体系的なアプローチの概要が説明されています。

各セクションには、タスク遂行・完了に責任を持つチームや役割の情報が記載されています。記載された情報を洗い出して整理していく「発見のプロセス」は組織の分析ビジョンに情報を提供するためにスポンサーや関係者から情報を収集するために必要不可欠なものとなります。

Tableau Blueprint Planner』には、Tableauを広く展開していくための質問が整理整頓されています。これに答えていくことで、Tableau Blueprintにおけるすべての作業フェーズの活動を円滑に進めることが出来ます。このテンプレートでは以下の分野がカバーされています。

  • Analytics Strategy(分析戦略)
  • Roles and Responsibilities(役割と責任)
  • Enterprise Architecture Survey(エンタープライズアーキテクチャ調査)
  • Data and Analytics Survey(データ分析調査)
  • Use Cases and Data Sources(ユースケースとデータソース)
  • Users(ユーザー)
  • Community(コミュニティ)

テンプレートの2つ目のシートである「Analytics Strategy(分析戦略)」タブでは、分析を成功裏に導くための指針の定義に関する説明が行われています。

分析戦略を定義するためには、組織の戦略的イニシアチブとKPI、測定基準、結果の整理から始めていくべきです。これらのイニシアチブをデータと分析にリンクさせることで、変更の推進力に変えていくことが出来ます。次に、プロセスに対する課題やリスクを文書化します。特に行動の変化を測定するための適切な測定基準は組織ごとに異なるので、分析手法の進化に合わせて定期的に評価する必要があります。

そして最後に、Tableau固有の「ゴール」を設定します。(※詳細は「Executive Advocacy and Project Team」の項を参照)

 

役割と責任

テンプレートの3つ目のシートである「The Roles & Responsibilities」タブでは、機能横断型のスポンサーとプロジェクトチームメンバーを識別するのに役立つ項目が整理されています。選出されたメンバーは、現在及び将来の能力、目標、課題を理解する責任があり、展開の規模や範囲に応じてその人数は異なります。

まとめ

というわけで、Tableau Blueprintにおける"Tableau分析戦略"の進め方をまとめたヒアリングシート「Tableau Blueprint Planner」の中から、『役割と責任』に関するパートの内容ご紹介でした。

この「Tableau Blueprint Planner」というヒアリングシートの存在、言われてみればこの手の「分析プロジェクト推進」というものについてはどうしても範囲が広く、道のりも決して短く平坦なものでは無く、解消しなければならないハードルや課題も数多く立ちはだかるものになりがちです。そんな状況に立ち向かって行くためにはまず相手を知り、目標を掲げていく。そのためにヒアリングシートを使って情報を整理する、というのは至極真っ当な「戦い方」と言えます。ヒアリングシートは盛り沢山な内容となっているので、適宜エントリを分ける形でポイントをご紹介していければと思います。