#tc18 Tableau Prepスケジュール対応や自然言語クエリ対応等が発表!Opening Keynoteレポート – Tableau Conference 2018 at New Orleans
目次
本エントリーでは、2018年10月23日に実施されたTableau Conference@ニューオーリンズのKeyNoteをご紹介します。
- Tableau Conference 2018 | New Orleans | October 22-25 | #TC18
- Tableau Conference 2018 at New Orleans | シリーズ | DevelopersIO
目次は下記の通りです。
- 1.セッション概要
- 2.今後のデータ活用について
- 3.SageMakerとの連携強化
- 4.Tableau Prepの新機能について
- 5.AskData
- 6.version_2019.1について
- 7.まとめ
- 8.動画
1.セッション概要
本セッションの概要は、下記の通りです。 Conferenceの第一陣を飾るにふさわしい内容です。
<レベル> keynote
<セッション概要> Tableau President & CEO, Adam Selipsky, and other data leaders will share their vision for the future of visual analytics. (プレジデント & CEO のアダム・セリプスキーをはじめとする Tableau 経営陣が、これからの製品ロードマップについて紹介します)
2.今後のデータ活用について
本セッションでは、今後のデータ活用についてお話ししていました。 以下、セッションでのスピーチ内容の要約です。
20世紀以降、様々なテクノロジーが時間をかけて我々の生活に浸透してきました。下記のイメージは、時代に伴う技術の変遷を比較しています。例えば、今は冷蔵庫を当然のように利用していますが、昔は氷をつめた箱を馬車で引いていました。
(左が昔、そして右が今現在)
では、データ分析はどうでしょうか? データ分析も同様にいきなり現在の形になった訳ではありません。 そのほかの技術と同様に、幾ばくかの変遷を経て、現在の形に至っています。
昔の分析
現在の分析
データの量、分析でできることは今後も増加していき、分析の重要性は今後もますます大きくなっていきます。現在は、民間企業のみならず、社会分析にもデータが活用されており、今後はデータはいたるところに存在するようになり、分析の必要性はますます増えることでしょう。
3.SageMakerとの連携強化
AWSでの機械学習基盤であるSageMakerとTableauの連携がより強固になる、といった旨の報告がありました。
#TC18: We’re expanding our @awscloud partnership with a new healthcare Quick Start and coming soon, an extension for Amazon SageMaker machine learning. pic.twitter.com/hW7uFe4hAt
— Tableau Software (@tableau) 2018年10月23日
具体的に何ができるようになるのか、といった詳細についてはまだわからないのですが、最近SageMakerを触っている私としては楽しみです。
4.Tableau Prepの新機能について
本セッションでは、「Tableau Prep」の新機能が紹介されました。 全部は拾いきれなかったのですが、拾いきれた部分だけご紹介します。
4-1.Pythonのスクリプトが使えるようになりました
「Add Script」から追加できるようになりそうです。 「Add Script」でスクリプトを指定すると...
このようにスクリプトによる処理が追加されたことが確認できます。
R & Python integrations in #TableauPrep! Wow! And Tableau Prep Conductor for scheduling!!! ? #TC18 #Tableau pic.twitter.com/Aqt2L46gyf
— Sarah Bartlett (@sarahlovesdata) 2018年10月23日
こちらのツイートからすると、どうやらR言語も対応するですね。
4-2.Prepのスケジューラ対応(Tableau Prep Conductor)
多くのユーザが待ち望んでいた、Tableau Prepのスケジューラも紹介されました。「Tableau Prep Conductor」という名前で「Tableau Server」、「Tableau Online」のアドオンという形のようです。
We can schedule our flow with Tableau Prep Conductor! Finally we can manage our flow on Server #TC18 pic.twitter.com/8Sx7lVkOCH
— Filippo Mastroianni (@FilMastroianni) 2018年10月23日
抽出ファイルの更新のように、Serverにログインして、JOB履歴の確認やスケジュールの確認・設定が可能となっています。
5.Ask Data
自然言語でクエリが投げられる機能が紹介されました。(v2019.1から利用可能との事) 自然言語でクエリを投げることで操作がシンプルになり、迅速に知見を得ることができるようにすることが目的のようです。
以下のように、自然言語で何を知りたいか、を記述するとVizを作成してくれます。
「サジェスト機能」もついてます。
自然言語(ここでは「expensive」)の部分をクリックしてフィルタリングすることもできるようです。
結構複雑なクエリも実行することができそうです。
6.version_2019.1について
新しいバージョン「2019.1」についてのアナウンスもありました。※ベータ版については本日より利用可能となっています!
今回のKeyNoteで紹介した機能+αを追加して公開するとのことです。
7.まとめ
初回のKeyNoteだけあって、内容が盛りだくさんでした。 色々気になるところがあるので、早速色々と試してみたいと思います。
8.動画
Youtubeに本KeyNoteの動画がアップロードされているので、もしよかったらこちらもご覧ください。 Opening Keynoteの動画
また、そのほかのセッションについてもアップロードされていたら下記のチャンネルから閲覧できるかもしれません。 YoutubeのTableauのチャンネル