[Talend]tFileExistを利用してファイルの存在チェックをする

今回はTalendのコンポーネント「tFileExist」によるファイルの存在チェックを紹介したいと思います。
2018.11.16

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はじめに

こんにちは。DI部の大高です。

今回はTalendのコンポーネント「tFileExist」によるファイルの存在チェックを紹介したいと思います。

前提条件

Talendのバージョンは「Talend Open Studio for Big Data」の「Version 7.1.1」で検証しています。

tFileExistについて

「tFileExist」を利用するとファイルの存在チェックをすることができます。

「tFileExist」コンポーネントのTalend Helpページはこちらです。

tFileExist

では、具体的に以下で解説していきます。

ジョブの説明

「tFileExist」でファイルの存在チェックを行った後に「tJava」でチェック結果を標準出力に表示します。

「tFileExist」コンポーネントの設定

「tFileExist」コンポーネントの設定として存在チェックをするファイルパスを「ファイル名」で指定できます。

今回は存在しないファイルを指定してみました。

なお、想定されている利用方法ではないと思われますが、ディレクトリの存在チェックも可能なようです。試したところ、パスの最後に「/」(スラッシュ)があっても無くても、パスがディレクトリパスであれば、ファイルと同様にチェックされました。

「tJava」コンポーネントの設定

「tJava」コンポーネントでは、存在チェック結果として「tFileExist.EXISTS」を以下のコードで表示しています。(trueの場合が、存在する)

System.out.println("IsExists: " + ((Boolean)globalMap.get("tFileExist_1_EXISTS")));

なお、入力する際にはコンポーネントのラベルを途中まで入力してからCtrl+Spaceで入力候補が出てくるので、「tFileExist.EXISTS」を選択すると自動で「((Boolean)globalMap.get("tFileExist_1_EXISTS"))」が補完入力されます。

実行結果

設定は以上です。実際にこのジョブを実行すると以下のように出力されます。

[statistics] connecting to socket on port 3579
[statistics] connected
IsExists: false
[statistics] disconnected

ファイルが存在しないことが確認できました!

まとめ

以上、「tFileExist」コンポーネントの紹介でした。

「tFileExist」コンポーネントはファイル読み込みなどを行う処理の事前処理として、存在チェックに活用できるコンポーネントだと思います。

それでは。