【AWS】Amazon EC2 のリザーブドインスタンス契約について 2013夏【EC2入門】

2013.08.16

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

以前、横田あかりさんがまとめた同名のブログ記事がありますが、2年たってしまいました。リザーブドインスタンスについて説明する機会もおおいので、復習もかねて更新された情報を含めて説明してゆきます。

リザーブドインスタンスを使おうと思うとき

こちらは前回からの変更はないですね。リザーブドインスタンスは、インスタンスの月末精算時の割引サービスで、1年や3年間、予約金を払う代わりに、インスタンス利用費を値引きするサービスです。インスタンスの再起動も必要ありません。

リザーブドインスタンス契約時の注意点

以下の条件をあわせる必要がある点も以前と同じです。

プラットフォーム(Platform):Linux/Windows
インスタンスタイプ(Instance Type):t1.micro ~ hs1.8xlarge(種類増えてます)
契約期間(Term):1年/3年
借り方(Tenancy):共有/専有
アベイラビリティゾーン(Availability Zone):a/b/c等

リザーブドインスタンスは軽度、中度、重度の3種類から選ぶことが可能です。利用頻度により割引率がかわってきます。注意すべき点として、軽度、中度については、インスタンスを起動していない場合、費用はかからないのですが、重度は起動/停止に関係なく、リザーブド期間中は課金される点は気をつけてください。
軽度、中度は割引の権利なのですが、重度については実質予約になってますね。当然、常時起動する場合は重度が一番お得です。

m1.mediumの場合で、1年間でどのくらい利用するとどの割引がお得かをグラフにしてみました。

年額費用グラフ

あまり使わない場合、意外と軽度がお得なんですね。

オンデマンドとリザーブドの比較 2013年 夏

2年前、smallインスタンスのオンデマンドとリザーブドの1年間の費用は以下の通りでした。

  • オンデマンド $876/年
  • リザーブド $633.2/年

2013年8月16日現在ですと見積りツールをつかって以下のようになりました。

  • オンデマンド $773.00/年
  • 1年重度リザーブド $413.60/年

スクリーンショット 2013-08-16 18.21.06
2年間でオンデマンドでも年間$100価格が下がっているんですね。リザーブドですと、$220下がってます。うーん。AWSすごい。

Trusted Advisor

2年前にはありませんでしたが、どのインスタンスでリザーブドインスタンスを使うべきか悩んでいる方はTrusted Advisorが利用可能です。ただし、ビジネス、エンタープライズのサポートに入ることが必要です。私の検証アカウントだと利用できなかったので、機会があれば試したいとおもいます。ちょっと宣伝ですが弊社のメンバーズサービスのお客様は利用料金の5%でビジネスサポートに入ることができます。

おわりに

2年ぶりにリザーブドインスタンスについて振り返ってみました。基本はかわりませんが、細かいところで改善されているのがAWSらしいですね。2年後がどうなっているのか楽しみです。

ではでは。