![[レポート] Amazon Connect で始めるクラウド型コンタクトセンター #AWSSummit](https://devio2023-media.developers.io/wp-content/uploads/2018/04/400x400.png)
[レポート] Amazon Connect で始めるクラウド型コンタクトセンター #AWSSummit
この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。
本日 5/30 から 6/1 まで、東京・品川で開催されております AWS Summit Tokyo 2018。こちらで講演されたセッション「Amazon Connect で始めるクラウド型コンタクトセンター」を聴講しましたのでレポートします。
今回のAWS Summitでは全セッションにて撮影が禁止されておりました。資料は後ほど公開されるとは思いますが、いまのところは文字だけのご報告となります。
概要
Amazon Connect は、あらゆる規模の顧客窓口をセルフサービスで構築し、より良いサービスを低コストで提供できるクラウド型のコンタクトセンターサービスです。専門知識の ない方でも、電話番号の取得、対応フローの設計、スタッフ管理、レポーティングをセルフサービスで簡単に行うことができます。このセッションでは、サービ ス概要・実践的な利用方法・最新事例をお届けするとともに、コンタクトセンター構築や CRM 連携をデモを交えてご紹介します。
スピーカ
- 木村 雅史
- アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 技術統括本部 ソリューションアーキテクト
 
 - 谷澤 雄一郎
- 株式会社AOKI suitsbox事業部 システム開発・UX担当
 
 
※敬称略
レポート
Amazon Connect の紹介
- Amazon Connect(簡単に使えるクラウド型コンタクトセンター)|AWS
 - Amazonが使いたかったから作った、100% クラウドベースのコンタクトセンタ
 - 特徴
 - セルフサービスのコンフィグレーション
- 3ヶ月〜1年が普通だったが数分で立ち上げられるようになった
 - ブロックを並べてコールのフローを作る
 
 - カスタマーに合わせ動的にフローを変更可能
 - 接続時間に応じた従量課金
- 電話回線の手配不要
 
 - 東京にはまだなく、シドニーリージョンを利用することになる
 - 音声はAmazon Pollyを使用
 
Amazon Connect エコシステム
- オープンプラットフォーム(APIで連携可能)
- コンタクトフローからLambdaを起動
 - ソフトフォン・CRMと連携
 - 録音データをS3に即座にアップロード
 
 - AWSのエコシステム・パートナーと協業している
 - 例 : セールスフォース
- Salesforce Service Cloud
 - Amazon Connect CTIアダプタが用意されている
 
 
デモ
数分でIVR環境が作成される様子が動画でデモンストレーションされました
- 問い合わせフローは設定済みのものが多く用意されていて、そこからカスタマイズ可能
- IVRのプログラミングが不要
 - 呼び出し中にBGMを流すような設定も可能
 - 音声は Mizukiさん
 
 
事例1 株式会社AOKI
- suitebox
- suitsbox (スーツボックス)| スーツのおしゃれな着こなしが届くサブスクリプションサービス
 - 紳士服事業
 - パーソナライズされた体験、スーツスタイルのサービス化
 
 - 事業方針
- デザイン思考
 - リーン
 - アジャイル
 
 - 要件
- スモールスタート
- はじめは2人から開始
 
 - 低予算
- 高額の初期投資はしない
 
 - 短期間
- 5ヶ月
 
 
 - スモールスタート
 - 上記の要件から、完成されたオープンな仕組みをAPIでつなぐことにした
- Magento + Stripe + Salesforce + Amazon Connect
 
 - Amazon COnnectを選択した理由
- スモールスタート -> サイジング不要
 - 低予算 -> 初期費用ゼロ円
 - 短期間 -> 即日利用可
 
 - コールフローはシンプルに設計した
 - 二つの番号を使い分け、別のフローに誘導する
- 有料番号(会員)
 - 無料番号(一般のお客)
 
 - 電話番号に合わせて顧客情報がポップアップ(Salesforceの画面にて)
 - 顧客データを見ながら対応ができる
 - 通話終了後のログ入力
 - 顧客データに通話履歴が自動記録
 - Amazon Connect は当時は架電した際非通知になっていた > 要望上げたら通知されるようになっていた
 - 今後
- ノウハウがたまった
 - 本体のAOKIのほうにフィードバックし、本体でも使おうとしている
 
 
事例2 - 株式会社ログバー
- Logbar (ログバー) - ili(イリー)翻訳機の販売・開発
 - TVCM要に一時的にjコンタクトセンターが必要になった
 - 国内と海外にいるオペレータの計7名でコールを受ける
 - 自動応答
 - 通話録音の遅延が問題
 - 約1ヶ月で実装できた
 - Amazon Connect App Integration with Zendesk Support
 - 「スタートアップはお客様の電話対応がしたくてもできたことがあるが、できるなら整えたい」という声に応えられた
 
事例3 - 株式会社イープラス
- e+(イープラス)チケット|チケット情報・販売・購入・予約
 - 抽選によるチケット申し込み時に、抽選結果を電話でも確認できるようにsh自体、抽選結果照会は24時間対応が必須、ピークがある、慈雨ウライオペレータ対応だとコスト増
 - Amazon Connect + Lambda + RDS
 - ピークトラフィックも問題なく処理できてる、IVRも使っているがこんなにスムーズにいったことはなかった、10倍以上のコスト効果
 
まとめ
- 応用デモの紹介
- APIによる自動アウトバウンドコール
 - IoT 1-Clickボタン + Lambda + Amazon Connect Outbound API
- AWS IoT 1-Click の概要 – 任意のデバイスに AWS Lambda トリガーをワンクリックで作成
 - 物理的なボタンを押すだけで自動的に架電される仕組み
 
 
 
最後に
Amazon Connect は簡単にコールセンターを開始できる、というのは知識としては知っていましたが、改めてデモや事例を紹介されてそのすごさが分かりました。
はやく東京に、と思わないでもないですが、すでにコンソールは日本語化されていますし、日本の電話番号も使うことができます。あまりリージョンは関係ないのかもしれません。オペレーションチームのメンバーとしては普段 IVR は使う側なので、裏側を知るという意味でも、機会があったら触ってみたいと思います。






