CodePipelineでアクション間の変数の受け渡しができるようになりました

2019.11.19

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

AWS事業本部の島川です。

またまたCodePipelineのアップデートが発表されました。
AWS CodePipeline で実行中のアクション間での変数受け渡しが可能に

各アクションの設定画面にこんなのが追加されています。

また、各アクションの実行履歴に出力変数という項目が追加されています。

Githubをソース元にした場合はデフォルトで下記の変数が生成されます。

Github

Variable Key Example Value
AuthorDate 2019-10-29T03:32:21Z
BranchName master
CommitId exampleb01f91b31
CommitMessage Fixed a bug (100 KB maximum size)
CommitterDate 2019-10-29T03:32:21Z
CommitUrl
RepositoryName myGitHubRepo

ECRをソース元にした場合はImageTagやImageURIなどが生成されるようになっています。

他のソース元の情報や詳細については下記ドキュメントを参考にしてください。
Variables

嬉しいこと

変数の自動生成により変数のベタ書きを減らすことができます。例えばECRのタグ名を環境変数で付与して使っていたCodeBuildだと、ECRをソース元にしていれば自動でタグ名引っ張ってきてくれるため設定箇所が減ります。

またスクリプトで生成した値をオリジナルの変数に格納して次のアクションに渡す等、幅広い使い道が考えられます。

さいごに

最近CodePipelineのアップデートが多いです。細かく柔軟にできることが増えてきています。かゆいところに手が届かずサードパーティのCI/CDツールを導入しているケースも多いかとは思いますが、いよいよCodePipelineだけでいいんじゃないか、というところに来ているなと感じます!今後もアップデートに期待です。