[アップデート] AWS Elemental MediaLiveでタイムコードを利用したパイプライン同期が可能になりました #reinvent #mediaservices

はじめに

清水です。Keynote 2日目も残念ながらアップデート紹介がなかったMedia系サービスですが、フォーラムに届いているMedia6兄弟のアップデート情報を確認しましょう。本エントリではAWS Elemental MediaLiveのタイムコードを利用したパイプライン同期機能についてまとめてみました。

MediaLiveでタイムコードを利用したパイプライン同期が可能になりました

アップデート情報は以下のフォーラムにまとめられています。

AWS Elemental MediaLiveはブロードキャスト級のライブ動画処理サービスです。冗長化のため異なるAZに2つのリソースが作成され、2つの入力ポイントが準備されます。また出力についても異なる2箇所を指定することができます。

放送中止などが許されないライブ配信のためにデフォルトで二重化されたサービスですが、リリース当初は障害障害発生時にサブ系統に切り替える際にはPlayer側で参照するマニフェストファイルの切り替えなどを検討する必要がありました。

その後、パッケージングサービスであるAWS Elemental MediaPackageがアップデートされ、ライブチャンネルの冗長入力に対応しました。

この機能を用い、でMediaLive → MediaPacckageの構成をとることで障害発生時にサブ系統に切り替える際にもAWS Elemental MediaPackageが自動的に入力ストリームを切り替えるため参照するマニフェストファイルを変更するなどの対応が不要になりました。

ここで今回のアップデートです! MediaPackageで冗長入力に対応したとはいえ、MediaLiveからの映像は別エンコーダ、別回線を経由して入力される構成になるかと思います。そのためそれぞれの映像(=パイプライン)で映像に多少のズレが発生します。障害発生時に自動で切り替わるとしても、一瞬映像が飛んだり、重複したりするという可能性があります。

今回、AWS Elemental MediaLiveが入力タイムコードを利用したパイプライン同期にたいおうしたことで、エンコーダからのタイムコードが付与されていれば、MediaLive側でそのタイムコードを利用して映像を同期し、もし障害が起きてもシームレスに(視聴者に切り替わりを意識させないような)フェイルオーバーが可能になる、とのことです。

こちら、現在開催中のre:Invent2018のセッションCTD206 「Broadcasting the World's Largest Sporting Events: AWS Media Services When It Matters Most」のスライドでも、少し触れている箇所がありました。Pipeline AとPipeline Bの間でSynchronizedと表記がありますね。

まとめ

AWS Elemental MediaLiveのタイムコードを利用したパイプライン同期の機能アップデートについてまとめてみました。実際に検証、確認するとなると冗長化を持たせるために2台の配信エンコーダ、またタイムコード埋め込みができるエンコーダ機材などが必要になるかと思いますが、準備ができれば確認してみたいと思います!