S3の署名バージョン2(SigV2)の廃止スケジュールが延期、2020年6月以降も既存のS3バケットはSigV2が継続サポートとなりました!!
AWSチームのすずきです。
2019/06/24に予告されていた Amazon S3の 署名バージョン2 (SigV2) の廃止スケジュールについて、 AWSブログでスケジュール変更の告知がありましたので、紹介させていただきます。
参考
変更内容
変更前
2019年6月24日、全てのS3 で 署名バージョン2 (SigV2) 利用できなくなる予定でした。
変更後
2020年6月24日以降に新規に作成された S3バケットが、署名バージョン2 (SigV2) 利用がサポート外となる事になりました。
既存のS3バケットについては、2020年6月以降も署名バージョン2の利用がサポートされ、署名バーション2のまま継続利用が可能になりました。
まとめ
廃止予告日の直前のアナウンスとなりましたが、既存のS3バケットについては 署名バージョン2を用いたS3 APIの利用がサポートされる事になりました。
S3を署名バージョン2で利用するシステムで、2019年6月24日までに緊急メンテナンスを予定されていた場合、 一旦スケジュールの見直し頂ければと思います。
尚、AWSはセキュリティと性能面に優れた署名バージョン4(SigV4)の利用を推奨しています。
- Amazon S3 アップデート — SigV2 の廃止時期、延期と変更
SigV2 をサポートする一部のAWSリージョンにおいて、SigV2 を引き続き使用することはできますが、SigV4 に移行することを強くお勧めします。そのことで重要なセキュリティ上のメリットと効率性のメリットが得られます。
- 署名バージョン 4 の変更
2019年6月の廃止は延期となりましたが、署名バージョン2(SigV2)を利用中のシステムは、 署名バージョン4に対応したSDKのアップデートなどをご検討ください。