[速報] 産業用機器からのデータ収集&分析が手軽にできるマネージドサービス、AWS IoT SiteWiseが発表されました #reinvent
おつかれさまです。サーバーレス開発部の新井です。
今日(2018/11/26)は、いくつかのIoT系の新サービスの情報がありました。私の方ではAWS IoT SiteWiseについて紹介していきたいと思います。
AWS IoT SiteWiseとは
IoT SiteWiseは、施設に存在するゲートウェイ上で実行可能なソフトウェアを提供することにより、複数施設にまたがる産業データの収集と整理のプロセスを簡素化し、AWS Cloudに送信するプロセスを自動化できるマネージドサービスとのことです。
動作環境にAWS Snowball Edgeがあるので、エッジ・コンピューティングにおけるデータの集計&可視化&分析を手軽にできるマネージドサービスという位置づけでしょうか。
参考までに、AWS Snowball Edgeについての簡単な資料も引用しておきます。
特徴
こちらを参考にしました。
- AWS Snowball Edge、もしくは一般的なサードパーティ製の産業用ゲートウェイで動作可能
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複数の施設からアップロードされるのデータストリームを1つのダッシュボードで表示&管理することが可能
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クラウド内で保存されたデータに対して、ユーザが検索や操作することが可能
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ユーザ操作によるデータの集計(SUM, AVG, MIN, MAX, and COUNT)を行い、メトリクスを出力し分析が可能
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API呼び出しによる検索や操作も提供
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不安定なインターネット接続の場合にも、データをローカルにキャッシュすることが可能
動作フロー
概要図が掲載されていたので、引用しておきます。
ユースケース
- 製造業
- 製造ラインや組立ロボットからデータの収集&クラウドへの送を行い、特定の機器やプロセスのパフォーマンスメトリクスを集計することで、生産ラインの改善や設備の欠陥を特定するのに役立ちます。
- 飲食料品業界
- 複数のプラントまたがる食品加工の工程において、生産ラインと複数の施設からセンサデータストリームをグループ化し分析することで、生産ラインやプロセスの改善を行える。
- エネルギー業界
- 遠隔地にある発電所などで、リアルタイムにパフォーマンスのリモート監視が行えることで、機器の潜在的な問題を特定し、修繕するのに役立ちます。
まとめ
現在AWS Snowball Edgeを利用している企業にとって、データの収集&分析が可能なマネージドサービスの提供というのは、メリットの大きい発表だったのではないでしょうか。
ちなみに、現在一部リージョンで限定プレビューに申込みで可能とのことです。
- US West (オレゴン州)
- US East(北部バージニア州)
- EU (アイルランド)
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