Tableau Serverのサブスクリプション設定をAmazon SESで行う
Tableau Serverでは、『サブスクリプション』と呼ばれる機能が存在します。ビューのスナップショットをメールで定期的に配信する事が出来る機能です。
当エントリではそのTableau Serverの『サブスクリプション』機能を、AWSで提供しているメールサービス『Amazon SES』を使って試してみたいと思います。
目次
Amazon SESの設定
まず初めに、SESでSMTP送信を行う際の情報設定を行います。基本的には以下エントリの操作をそのまま行うだけです。
SMTPサーバの情報となるこれらの情報を控えておき、
処理実行時に必要となるユーザー名及びパスワードを持つIAMユーザーの作成をそれぞれ先に行っておきます。
また、利用するメールアドレスはSES側でチェックを済ませておきましょう。
Tableau Server サブスクリプション設定
次いで、Tableau Serverに関する諸設定を行います。
Tableau Serverインストール完了後、一旦Tableau Serverを停止。停止後に[メニュー]から[Configure Tableau Server]を起動、下記設定画面を開き、[Alert and Subscription]のタブを開きます。所定の項目に値を設定し、[OK]押下後Tableau Serverを起動し直してください。(タブ上部の[Send email alerts for server health issues]をチェックするとシステム稼働時の情報や異常時のアラートが、[Enable email subscriptions]をチェックすると当エントリで行うサブスクリプション処理が行えるようになります)
コンテンツに対するサブスクリプション設定
ここでは先ず、サブスクリプションさせるコンテンツのスケジュールを設定します。今回検証用に、日毎で通知されるようなものを作成しました。設定はきめ細やかに行えるようです。
対象のコンテンツが出来たら、そのコンテンツに対するサブスクリプション設定を行います。送付先のアドレスを指定。
サブスクリプションの設定を行い、[サブスクライブ]ボタンを押下。
これで準備が整いました。所定の条件を満たすタイミングでメールが配信されるようになります。
週次や月次等、間隔が長い場合等、すぐに配信確認を行いたい場合はスケジュールを選択し、[すぐに実行]を行う事で関連するタスクを実行する事も可能です。
まとめ
以上、Tableau Serverに於けるサブスクリプションとAmazon SESの連携でした。この処理(サブスクリプション)用に別途メールサーバーを構築して...となると何かと面倒ではありますが、Amazon SESで対応する事が出来ればこの辺りの手間も大分軽減されるのではないでしょうか。是非御検討頂ければと思います。
こちらからは以上です。