re:Invent2017に最適なレンタルWi-Fiルーターを比較検討してみた #reinvent
「ハマコー、レンタルWi-Fiルーター検討して。一番いいのを頼む by千葉リーダー」
みなさん準備はどうでしょう?弊社も下記のとおり、過去例を見ない規模での参加を予定。AWS事業部だけでも14名の参加です。
AWS re:Invent 2017、クラスメソッドは34人が現地参加!そして全社員でイベントを盛り上げます! #reinvent
そんな、お祭り騒ぎのre:Invent2017ですが、現地でのインターネット通信をどうするかは、皆さんお悩みかと思います。AWS事業部も、2名に1つWi-Fiルーターをレンタルすることになり、良さそうなのを比較検討したので、その過程と結果を皆さんにお届けいたします。
__ (祭) ∧ ∧ Y ( ゚Д゚) Φ[_ソ__y_l〉 マツリダワッショイ |_|_| し'´J
re:Invent2017参加における、レンタルWi-Fiルーターの比較ポイント
最初にre:Invent2017に参加するという観点で、レンタルWi-Fiルーターの比較ポイントを整理してみます。
(重要)1日に必要なデータ通信量
最重要項目。一日に必要なデータ通信量はコストと使い勝手に直結します。各社プランは、概ね、250MB、500MB、1G、あたりで設定されており、選択肢はこの中から選ぶことになります。
実は、AWS事業部では去年もレンタルWi-Fiルーターを契約しており、2人で1つを利用していました。その実績は以下のとおり。
「2人で使っても、1日500MBで十分に足りた。むしろ余ったぐらい」
これは、re:Inventというイベントが特殊だと思うのですが、ホテルや各セッションで利用される会場には常時利用できるWi-Fiが整備されているため、Wi-Fiルーターを利用する機会がほぼなかったというのが主な理由のようです。利用したのは、屋外の移動中にSNSをみるぐらいとのことでした。
ガジェオタ気味の自分としては、「一日500MBを2人で使うの、絶対足りない ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」という気持ちだったんですが、基本室内で執り行われるre:Inventというイベントの性質上、その程度の容量でも大丈夫だということです。
レンタルするルーターのスペック(主にバッテリー容量)
レンタルするルーターのスペックも、重要な要素です。一番使い勝手に直結するのはバッテリー容量なので、そこを重点的に見ています。5Ghz帯対応(DFS)かどうかも検討対象となりますが、移動や屋外をメインで利用するレンタルWi-Fiルーターの性質上、5Ghz帯の常時利用は現実的ではないため、比較検討対象から除外します。
通信会社(verizon、AT&T、Sprint、T-Mobile)
Wi-Fiルーターが接続するアメリカの通信会社も、検討対象にはなりうるでしょう。ただ、re:Invent2017は、開催場所がラスベガスという都会のど真ん中。田舎の景勝地などであればベライゾンにこだわりたいところかもしれませんが、こういう都会で通信会社によるつながりやすさを意識することもあまりないでしょう。なので、今回の比較材料には載せていません。
比較検討表(料金面)
というわけで、比較的メジャーなところでアメリカ対応しているところから、1日あたりデータ容量を「250MB/日」「500MB/日」「1GB/日」で、安いものからコスト順にならべてみたものが、以下の表です。値段は価格.com経由で申し込む値段となっています。
比較サイト:価格.com - アメリカで使える海外Wi-Fiレンタル料金【9社比較/高速LTE】
2017年11月24日現在、なんと、記事公開時点の金額から、ほぼ半額になってます。今が買いってことですね。
データ容量プラン | フォートラベル | グローバルWiFi | Wi-Ho! | イモトのWiFi |
---|---|---|---|---|
250MB/日 | 280円/日 | 295円/日 | 295円/日 | ー |
500MB/日 | 640円/日 | 650円/日 | 655円/日 | 780円/日 |
1GB/日 | 760円/日 | 770円/日 | 775円/日 | 980円/日 |
こうやってみると、左3社(フォートラベル、グローバルWiFi、Wi-Ho!)に関しては、コスト面ではほぼ差がないことがわかります。
比較検討表(レンタルルーターのスペック)
料金面でメリットがあった3社に関して、今度はレンタルできるWi-Fiルーターのスペックを比較します。
項目 | フォートラベル | グローバルWiFi | Wi-Ho! | Wi-Ho! |
---|---|---|---|---|
機種名 | 不明 | E5327 | Z-917 | MKI MN01 |
メーカー | 不明 | HUAWEI | ZTE | SNIT |
最大通信時間 | 3〜4時間 | 推奨値無し | 推奨値無し | 9時間 |
バッテリー容量 | 不明 | 1780mAh | 2000mAh | 不明 |
セキュリティ | 不明 | 不明 | WEP WPA WPA2 TKIP security |
WPA-PSK WPA2-PSK Mix(TKIP+AES) |
フォートラベルは、利用できるルーターの機種がWebサイトからはわかりませんでした。
Wi-Ho!は、アメリカで利用できるルーターは2種類ありレンタル時にどちらかがきまるということで、機種の指定はできない様子です。
こうやって並べてみた場合、ルータースペックとしては、Wi-Ho!が一つ抜けている印象ですね。
(結論)「Wi-Ho!の250MB/日 295円/日」に決定
最後、一日のデータ容量を250MB/日か、500MB/日にするかは、AWS事業部内でも意見が別れましたが、最終的には「250MB/日でええやろ」という結論になりました。
250MB/日になった理由
- 去年の実績では、2人で1つのルーターを利用していても、500MB/日でそれなりに容量が余っていた
- 宿泊場所がVenetianと超豪華なため、ホテルでのWi-Fiもあまり心配ない
- Keynoteとかは、そもそも混戦しまくるのでどうやっても厳しい
- 足りないと思ったやつは、勝手に自分で通信環境用意するでしょ(基本オタク気質のメンバーが多いので、ほっといても勝手に現地SIM契約する人が大半)
といったところで、コストもルータースペックもバランスの良い、Wi-Ho!の250MB/日に決定となりました。
この記事が、re:Invent2017に参加される全ての日本人の方の参考になれば、幸いです。
(おまけ)レンタルWi-Fiルーター以外の通信手段
最後に、レンタルWi-Fiルーター以外のネット通信手段も紹介します。
日本キャリアによる海外ローミング
一番手間が少ないのが海外ローミングでしょう。
- docomo 海外1dayパケ | サービス・機能 | NTTドコモ
- au 世界データ定額 | 海外で使う(au世界サービス) | au
- Softbank アメリカ放題 | 国際サービス | サービス | モバイル | ソフトバンク
昔は、1日2000円以上したキャリアの海外ローミングですが、最近はdocomoとauとも980円/24時間のプランを用意しており、だいぶ使いやすくなった印象。SoftbankはSprint買収以降、アメリカ放題が「無料」で使えるので、Softbankユーザーは、これを利用しない手はないですね。
アメリカ通信会社のSIM利用
ここらへんは、もうお前ら好きにせーやの範疇ですが、SIMフリースマホに現地SIMをさすのも楽しいです。ワクワクしますね。
現地で購入しても良いんですが、re:Invent参加していると、そんな時間ももったいなかったりするので、日本で購入できるプリペイドSIMなんかを買っておくのも良いかと思います。
Amazon検索結果:Amazon.co.jp: SIM アメリカ
周囲に聞いた話だと、ReadySIMとか、h2oあたりが評判良かったです。自分も、iPhone7Plusか、Xiaomi Mi Mix2あたりに指して使う予定です。
それでは、今日はこのへんで。濱田でした。