Tableau 2018.2:ALBを利用してTableauServerとTSMへ接続してみた #tableau

Tableau Server2018.2になってTSMの機能が増えています。ここでは、ALBを利用したTableau Server 2018.2の利用方法についてご紹介します。
2018.09.29

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ご機嫌いかがでしょうか、豊崎です。

Tableau Server2018.2になってTSMの機能が増えています。ここでは、ALBを利用したTableau Server 2018.2の利用方法についてご紹介します。

前提

ここではTableau Serverの構築がはすでに完了がされているものとします。

ここではトライアルアカウントでTableau Serverを準備しています。

https://www.tableau.com/ja-jp/products/server/download

インストールについてはこちらをご参考ください。

Tableau 2018.2 新機能紹介:Tableau Server2018.2を新規インストール(単一構成)してみた #tableau

また、ドメインとSSL証明書は準備済みの状態とします。

TableauServer2018.2以前との違い

Tableau Server 2018.2以前、ALBからEC2への通信は、Tableau Serverへの80portでの接続だけでOKでした。

Tableau Server 2018.2からはTSMが機能として追加されているためALBにも追加の設定が必要になります。

Tableau 2018.2 新機能紹介:TSM(Tableau Services ManagerまたはTableau Server Manager)登場の巻 #tableau

TSMに直接(EC2へ直接)アクセスするときは以下のようにhttpsでのアクセスが必要になります。※インストール時に自己証明書が作成される模様です。

https://localhost:8850/ (サーバー コンピューター上で直接作業している場合)

https://MarketingServer:8850/ (サーバーの名前を知っている場合)

https://10.0.0.2:8850/ (サーバーの IP アドレスを知っている場合)

参考:https://onlinehelp.tableau.com/current/server/ja-jp/sign_in_tsm.htm

したがって、ALBからEC2への通信も8850portでのhttps通信が必要です。

やってみた

ALBの設定

それではALBを作成していきましょう。

まずはTSM用のターゲットグループを作成しましょう。

EC2ダッシュボード>ターゲットグループ>ターゲットグループの作成から進んでいきます。

ターゲットへのプロトコルをHTTPS、ポートを8850として、ヘルスチェックもHTTPS、「/login」として作成しましょう。

ターゲットグループの作成が完了したら、ターゲットタブからEC2をターゲットとして追加しました。

 

次にALBを作成しました。

ALBの作成のウィザードの中ではひとまずTableauServer用にリスナーを設定します。またセキュリティグループでインターネットからの通信を許可します。

別途用意していた証明書を割り当てます。

TalbeauServer用のターゲットグループについてはALB作成のウィザードの中で作ります。

ターゲットグループにEC2をターゲットとして追加してALBを作成します。

 

最後に作成したALBに対して、TSMのリスナーを追加します。ALBのリスナータブから「リスナーの追加」を行います。

以下赤枠の箇所でプロトコル、ポート、転送先のターゲットグループを指定します。またSSL証明書も割り当てました。

接続テスト

それではTableauServerとTSMに接続の確認をしてみます。

※EC2のセキュリティグループでALBからのポート443、8850については許可をしています。

TableauServer

TSM

どちらも問題なく接続ができていますね!

まとめ

TableauServerとTSMへALBから接続する方法をご紹介しました。誰かのお役に立てれば幸いです。