シェルを使ってTwilioからコールする#12
シェルを使ってTwilioに電話をかけさせる
前回はTwimletsというツールを使用してサーバレスでTwiMLを返す方法を紹介しました。 TwimletsはTwilio Labsで紹介されているサービスですが、Labsにはこれ以外にもいくつかのTwilio関連のプロジェクトについて解説しています。 今回はLabsで紹介されている、「シェルでTwilioに電話をコールさせる方法」を試してみます。
環境構築方法
今回使用した動作環境は以下のとおりです。
- OS : MacOS X 10.7.5
シェルをインストールし、実行してみる
1.シェルを作成
ここにシェルの内容があります。 内容をコピーし、twilio-call.shという名前でシェルを作成しましょう。 そして、実行権限を付与します。
% chmod 775 ./twilio-call.sh
次に、アカウント情報等を記述した設定ファイルを作成します。 デフォルトでは~/.twiliorcが読まれるようですが、実行時に指定することもできるので、カレントに.twiliorcファイルを下記内容で作成します。
ACCOUNTSID=<ACCOUNT_SID> AUTHTOKEN=<AUTH_TOKEN> CALLERID=<+81XXXXXXXXXX>
用意ができたので、実行してみましょう。 次のようにシェルを実行してください。指定した番号宛てに電話がかかってきて、echoのメッセージが流れます。
% echo "hello" | ./twilio-call.sh -c ./.twiliorc +81<コールしたい電話番号>
また、コールしたい番号をスペース区切りで複数指定もできますし、echo文字列を次のようにすれば、メディアファイルを再生することもできます。
% echo "http://foo.com/music.mp3" | ・・・
まとめ
シェルだけでTwilioからコールさせることができるので、楽ですね。 なお、これを使用すれば、SMSを送ることも可能になります。
参考サイトなど
- 公式: http://kddi-web.twilio.jp/
- Twilio Labs: https://www.twilio.com/labs
- Twilio Call Shell: https://www.twilio.com/labs/bash