WindowsユーザのはじめてのMac OS環境構築

2018.08.07

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

こんにちは。DI部の大高です。

わたしは、コンピュータに触り始めた大学時代はUNIXユーザだったものの、個人PCや社会人になってからの業務PCはずっとWindowsを利用していました。
そんなわたしですが、弊社に入社してからMacbook Proを利用することになったので、どのように開発環境を構築したかをご紹介します。

環境について

Macの環境は以下の通りです。

OS: macOS High Sierra
キーボード: US配列

日本語入力

まずは、日本語が打てないので入力ソースの設定を公式のヘルプのとおりに行います。

  • 「アップルメニュー(画面左上のリンゴアイコン) > システム環境設定...」を開きます。

  • 「システム環境設定」から「キーボード」を開きます。 システム環境設定

  • 画面左下の「+」から入力ソースを追加します。 入力ソース

  • 「日本語」を選択して「追加」ボタンをクリックします。 日本語

これで日本語入力ができるようになりました。初回は「Option + Control + スペース」で、それ以降は「Control + スペース」で切り替えられます。

トラックパッドの設定

Macのトラックパッドは素晴らしいと聞きました。ただ、デフォルト設定のままのわたしのトラックパッドでは、やたらカチカチと押し込まねばならないようなので設定を直します。

こちらの記事を参考にさせて頂きながら設定をしました。  

設定画面

  • 「アップルメニュー > システム環境設定...」を開きます。
  • 「システム環境設定」から「トラックパッド」を開きます。 トラックパッド

ポイントとクリック

ポイントとクリック

  • 調べる&データ検出:使わないので、オフにしました。
  • 副ボタンのクリック:2本指にしました。
  • タップでクリック:これが一番設定したかった項目です。オンに設定しました。

スクロールとズーム

スクロールとズーム

  • ここはデフォルトのままに設定しました。

その他のジェスチャ

その他のジェスチャ

  • こちらは使わなそうな「アプリケーションExpose」だけオフにしました。  

変更してみた結果

とても快適になりました。直感的に操作できるようになったので、マウスが要らないと言われる理由がよく分かります。

ターミナル

ターミナルは「iTerm」、シェルは「fish」がイケてるらしいので、デフォルトのターミナルから切り替えます。

まずは、iTerm2をこちらからダウンロード&インストールして、fishをインストールします。 が、fishのインストールにはHomebrewが、HomebrewをインストールするにはXcodeが必要、とのことのなので順番にインストールします。

Xcode

XcodeはAppStoreからインストールします。Apple IDを登録していない場合は要求されるので、あわせて登録します。

Xcode

また、コマンドラインデベロッパーツールもインストールします。

$ xcode-select --install

Homebrew

次はHomebrewです。以下のコマンドでインストールしました。

$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

インストール後に以下のとおり「brew doctor」コマンドで「Your system is ready to brew.」と表示されればOKです。

$ brew doctor
Your system is ready to brew.

fish

では、改めてfishをインストールします。 色々とやれることは多いのですが、まずはfishとfishermanのインストールに留めておきます。 こちらを参考にさせて頂きました。

fish shell

$ brew install fish
$ fish -v
fish, version 2.7.1

fisherman

$ curl -Lo ~/.config/fish/functions/fisher.fish --create-dirs git.io/fisher
$ fisher -v
fisherman version 2.13.3 ~/.config/fish/functions/fisher.fish

導入後

iTermとfish導入後はこんな感じです。 Shell

エディタ

個人的に好きなエディタのVS Codeを導入します。

VS Code

公式サイトの手順に従って、ダウンロード&インストールします。 また、ターミナルから「code」と打つだけでVS Codeが起動できるように設定しておきます。

これは、VS Codeを起動後に「Shift + Command + P」キーでコマンドパレットを呼び出し、「shell」と入力すると「シェルコマンド: PATH 内に 'code' コマンドをインストールします」が出てくるので、クリックすれば「code」がPATHに追加されます。

SetPATH

おわりに

これで、まずは基本的にWindowsでWSLを利用して開発していたような環境は準備することができました。ほかにも色々とWindowsと違う面もあると思いますが、少しずつ慣れていきたいと思います。それでは!

参考